「主権者教育」を問う (岩波ブックレット)

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  • Amazon.co.jp ・本 (72ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784002709536

作品紹介・あらすじ

この教育で"主権者"は本当に育つのか?選挙権年齢が18歳に引き下げられるのを機に教育現場で進行している事態を考える。

感想・レビュー・書評

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  • これは何の目的で書かれたのだろうか。
    現政権の批判、若者による政治批判運動の礼讃、副読本の曲解と批判.......
    確かに副読本とQ&Aが主権者教育の全てではないこと、行政の示す方策では不完全であることも(これまでの事例からもわかるように)明白である。
    現場の教員に求められるのは、これらを無批判に嚥下し生徒に行うのではなく、それぞれの不断の努力と工夫でよりよい主権者教育を行うことではないだろうか。
    そのために必要な事柄を行政から全て与えられる訳がない。

    書きたい気持ちは非常に伝わるが、そもそも主権者教育の本質、行政の本質、批判の本質を履き違えているような気がしてならない。

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著者プロフィール

千葉大学名誉教授

「2020年 『概説 日本の公共政策 第2版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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