アニマルウェルフェアとは何か――倫理的消費と食の安全 (岩波ブックレット)
- 岩波書店 (2018年8月8日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (72ページ)
- / ISBN・EAN: 9784002709857
感想・レビュー・書評
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なんとなく耳にはしているけど、よくはわかっていない「アニマルウェルフェア」。直訳では動物福祉となる。畜産が動物福祉に沿ったやり方で行われているか、屠殺も含めての法律が世界で整備されている中、日本では実に具体性のない文言の法的強制力のないガイドラインしかないということがわかった。
また、海外からのお客さんのニーズもオリンピックに向けて考えると、アニマルウェルフェアに適った方法での飼育や商品表示が求められることになるだろう。こんなこと言い出したらキリがない、という人もいるかもしれないが、本来持続可能な方法で食べられるだけのものをいただくのが、人間がこれからも生き延びていくための道ではないだろうか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
わかりやすかった。アニマルウェルフェアとは、食肉や採卵用の家畜を、その本来の動物らしさや尊厳を大切にして扱うこと。日本の家畜の扱いがひどすぎるし、そのことが知られていないために消費者側もエシカルな選択ができないのが問題。バタリーケージや妊娠ストールで飼育されるのではなく、食べられる運命にある家畜たちがせめてのびのびとして生きられるといい。それを促進するために多少高いお金を払うのは構わない、と思っていたい。
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まさに「アニマルウェルフェアとは何か」を知りたくて手に取った本。
具体的事例や海外と日本の比較について紹介されており、本書一冊で十分にタイトルを果たす内容だと思う。
時間はかかるだろうが、アニマルウェルフェアに配慮した畜産が当たり前になることを願ってやまない。
微力ながら、卵は平飼いのものを買うようになった。 -
摂南大学図書館OPACへ⇒
https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/ -
資料
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アニマルウェルフェア第三弾。これが軸になりそう
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日本の畜産業の現状について大変勉強になる。
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645-E
小論文・進路コーナー