「明治礼賛」の正体 (岩波ブックレット)

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  • Amazon.co.jp ・本 (72ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784002709864

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  • 自分も、明治以前は暗黒で明治以降が明るい近代化という史観には問題ありと考えている。会津をはじめとした幕府軍は逆賊として未だ靖国神社には祀られていないし、官軍の東北での非道は許されるものでもない。吉田松陰など過激派テロリストの首領で何で神になるのか不可思議と思っている。
    しかし、著者には安倍政権憎しという視点でしか記述がない様に思える。政権の糾弾も良いが、それが目指すところなら、もっと調査をしてファクトを積み上げないと、モリカケと同じで、なんか怪しいというイチャモン付けになってしまう。
    視座には同意するだけに残念である。
    ちなみに2018年は、会津では「戊辰戦争150周年」であった。その意気やよし、である。

  • 大正100年はほとんど祝われなかったのに、明治150年で明治日本の産業革命遺産を世界遺産にするは花燃ゆの大河を打ち出すは、安倍政権は明治礼賛するけど、そんなに明治時代てバラ色だったの?と安倍政権に対する怨嗟満ち溢れたブックレット。
     井上馨やら山県有朋やら黒田清隆やら五代友厚やら国士どころか汚職だらけの薩長閥で、琉球台湾中国朝鮮蝦夷を日本国民から一等下に置く差別意識満面で、福沢諭吉といえばグローバル帝国主義に染まった文化人だったと、1つ1つは切り口悪くないだけど、色眼鏡が強くてあんま薦めない。

  • 第1章 国策としての「明治礼賛」―“明治一五〇年”の年に
    第2章 安倍政権が目指す二一世紀版「富国強兵・殖産興業」
    第3章 虚構の「明治礼賛」とこの国のゆくえ

    著者:斎藤貴男(1958-、東京都、ジャーナリスト)

  •  現政権が盛んに主張する「明治に学べ」の大合唱。明治はそんなにいい時代だったのか? 明治政府にクリーンだったと言うが本当か…西郷どんには,私腹を肥やす井上馨の姿も描かれていましたが…
     明治が持っていた本質について,先行研究のエキスを紹介しながら,とても分かりやすく解説してくれています。そいて,現政権がいうとおり,「明治に学べ」は,「お国のために個を没にして働け」ということとイコールであるのです。
     大国日本より,小国日本を目指すべきだという著者の主張に賛成します。
     福澤諭吉より,学ぶべきは,石橋湛山。

  • 明治礼賛、米国盲従
    記憶書換、歴史修正

  • <図書館の所在、貸出状況はこちらから確認できます>
    https://libipu.iwate-pu.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=334811

  • 東2法経図・6F開架 312.1A/Sa25m//K

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著者プロフィール

 1958 年、東京生まれ。早稲田大学商学部卒、英国バーミンガム大学修士(国際学MA)。新聞記者、週刊誌記者を経てフリーに。格差、監視、企業社会などさまざまな社会問題をテーマに精力的な執筆活動を行っている。
 著書に『夕やけを見ていた男――評伝梶原一騎』(新潮社)『カルト資本主義』『機会不平等』(以上文藝春秋)『安心のファシズム』『民意のつくられかた』『ルポ改憲潮流』『ジャーナリストという仕事』(以上岩波書店)『消費税のカラクリ』『「東京電力」研究 排除の系譜』(以上講談社)『分断される日本』(角川書店)『戦争経済大国』(河出書房新社)『日本が壊れていく――幼稚な政治、ウソまみれの国』(ちくま新書)『驕る権力、煽るメディア』(新日本出版社)等。

「2020年 『新にっぽん診断』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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