やっぱりいらない東京オリンピック (岩波ブックレット)

  • 岩波書店 (2019年2月6日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (72ページ) / ISBN・EAN: 9784002709932

作品紹介・あらすじ

東京オリンピック・パラリンピックが抱える諸問題を徹底検証。市民がこうむる多大な負担、過度な重圧に晒されるアスリートたち、歪められるスポーツのかたち、そしてますます不自由になる社会……。「決まったものは成功させよう」という思考停止を抜け出し、「こんな祭典は必要ない」とハッキリ言うための論点を提示する。

みんなの感想まとめ

東京オリンピックの開催に伴う様々な問題を深く掘り下げた一冊で、商業化や政治的背景、社会的影響についての鋭い視点が特徴です。著者は、オリンピックが市民に与える負担や、アスリートたちの重圧、スポーツの本質...

感想・レビュー・書評

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  •  ''本当にやるの?'' 本書の帯の言葉です。
    新型コロナウィルスが爆発的な猛威を振るう中で21年に延期された東京オリンピック開催まであと二ヶ月足らずだ。
     感染の脅威を感じながら開催する''平和の祭典''って何ですかね、本書は19年2月刊行なのでコロナ視点でのオリンピック開催論議では無い。

     復興五輪というが、それは政府や怪しげな五輪招致コンサル会社や広告代理店等が用意した開催地獲得のカードだ。復興はまだまだ途上で未だに立入禁止や汚染水、汚染土壌、住宅、発電所解体等多くの問題が残っているにも関わらず、復興しちゃった的な国民を眩ますやり方に五輪を使うのはどうなんですかね、

     商業化された巨大イベントである事は、数々の五輪を見ていても分かる。オフィシャルスポンサー、TV放映権等だが選手にも厳しい規制が掛けられていて選手個人のスポンサー商標や関する活動は大会中には一切禁止でネット上の画像等も規制対象だ。期間中はオフィシャルスポンサー品しか使えない。
     まさに組織ぐるみの囲い込み商売で金まみれの組織だが、運営上大切なボランティアは食事代すら出ず''やりがい搾取''と言われている。

     4年間ひたすらに努力してハレ舞台を待ち望んでいるアスリートの為にも、皆が納得出来る形での開催方法は無いのだろうか。

  • 商業的・政治的巨大イベントと化したオリンピックに対する批判、東京大会の様々な矛盾をまとめた本です。100ページにも満たないのですが、読み応えのある本だと思いました。お祭りを諸手で歓迎している人には不快に感じるだけかもしれませんが、少しでも疑念を抱いている方には是非読んでもらいたいと思います。
    オリンピックに対して何か危ういと感じてしまうのは、祝祭ムードに無理やり乗せられて、さまざまな問題がうやむやになっていくような気がするからだと思います。

  • 第1章 やってはいけない東京オリンピック
    第2章 参加と感動のからくり
    第3章 オリンピックに支配されるスポーツ
    第4章 社会を息苦しくするオリンピック

    著者:小笠原博毅(1968-、東京、文化研究)、山本敦久(1973-、長野市、社会学)

  • 東京五輪費用「3兆円」暴騰のカラクリ - iRONNA
    https://ironna.jp/theme/678

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    東京オリンピック・パラリンピックが抱える諸問題を徹底検証.市民がこうむる多大な負担,過度な重圧に晒されるアスリートたち,歪められるスポーツのかたち,そしてますます不自由になる社会…….「決まったものは成功させよう」という思考停止を抜け出し,「こんな祭典は必要ない」とハッキリ言うための論点を提示する.
    https://www.iwanami.co.jp/book/b432937.html

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著者プロフィール

【緒言】小笠原 博毅(おがさわら・ひろき)
1968年東京都生まれ。神戶大学教授。専門は文化研究、社会学。主な著書に『サッカーの詩学と政治学』(編著、人文書院、2005年)、『黑い大西洋と知識人の現在』(編著、松籟社、2009年)、『セルティック・ファンダム─ グラスゴーにおけるサッカー文化と人種』(せり か書房、2017年)、『真実を語れ、そのまったき複雑性において─ スチュアート・ホールの思考』(新泉社、2019年)、『東京オリンピック始末記』(編著、岩波ブックレット、2022年)など。

「2023年 『レイシャル・キャピタリズムを再考する』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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