成人式とは何か (岩波ブックレット)

著者 :
  • 岩波書店
2.75
  • (0)
  • (1)
  • (1)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 22
レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (79ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784002710358

作品紹介・あらすじ

民法改正により二〇二二年度から成人年齢が一八歳となるのに伴い、各自治体主導で行われてきた二〇歳での成人式をどうするかが課題になっている。そもそも成人式は必要なのか。戦後七〇年続いた歴史を振り返るとともに、「成人とは何か」「大人とは何か」を含め多角的に検討、成人式に関わる多くの人々への手引きともなる一冊。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  •  来年度から18歳で成人ですって。

     江戸時代の元服(男子15歳)や各地方での大人の仲間入りの証として、男子は耕作や体力確認等、女性は婚姻可能年齢の時期に行われてきた。社会の構成員としての自覚を促す為だ。

     現在の成人式は、1948年に成人の日が制定され各市区町村で始まった。

     江戸時代と違い、昭和の成人式は単なる通過儀礼だ。ハレの日故に服飾に拘る人、特に女性は晴れ着で参加する人が多くなる一方で経済的事情で叶わない人も居る。成人式は地方公共団体主催が殆どの為、参加者の平等が懸念された。

     80〜90年代、都会では大学生の参加が多くなり、また親の世代では中産階級との意識やレンタルも一般的になり初め晴れ着も普通になった。参加者は同窓会のノリで参加、そのまま同窓会の流れという。軽んじられた式となってきた。

     2000年頃には、荒れる成人式が多く、私語・携帯電話・野次・飲酒等既に式典の意味は喪失していた。

     多様性だ。良い意味でも悪い意味でも。かつては同じ地域の勤労青年が社会への仲間入りの会だった成人式は、今や大学生の同窓会や晴れ着のお披露目の場となった。そもそも、親からの仕送りで生活している大学生に成人の意識は低い。学生時代の思い出の一つだ。

     著者は、18歳での成人式を強く求めて居るが、今の20歳でも形骸化が伺えるのに、高校生で受験を控えた時期に成人式って意味ありますか?
     開催時期を後ろ倒しでとか、色々案は出ているがそんな事では無いでしょ、、そもそも式やらなくても成人なんでしょって、私は思います。税金掛けて若者に迎合する様な仕掛け迄行う意味って…
    より一層、形骸化すると思います。

  • 【配架場所、貸出状況はこちらから確認できます】
    https://libipu.iwate-pu.ac.jp/opac/volume/536692

全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

編著者:(たなか はるひこ)認定NPO法人開発教育協会理事。

「2019年 『SDGsカリキュラムの創造』 で使われていた紹介文から引用しています。」

田中治彦の作品

ツイートする
×