新版 死刑廃止を考える (岩波ブックレット NO. 1040)

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  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (64ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784002710402

作品紹介・あらすじ

定評ある前著から三〇年、国際社会において、三分の二以上の国が死刑廃止・停止へと動いているなか、日本では、依然として死刑制度が存置されている。裁判員制度が始まり、市民が「死刑」の判断を迫られる事態もすでに起きている。死刑制度は他人事ではなくなってきているのだ。死刑制度の何が問題なのか、廃止に向けて必要な課題は何か。諸外国との比較など最新データをもりこみ、死刑廃止を訴える。

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    『定評ある前著から三〇年、国際社会において、三分の二以上の国が死刑廃止・停止へと動いているなか、日本では、依然として死刑制度が存置されている。裁判員制度が始まり、市民が「死刑」の判断を迫られる事態もすでに起きている。死刑制度は他人事ではなくなってきているのだ。死刑制度の何が問題なのか、廃止に向けて必要な課題は何か。諸外国との比較など最新データをもりこみ、死刑廃止を訴える。』(「岩波書店」サイトより)

    目次
    はじめに
    Ⅰ 世論の支持をどう考えるか
    Ⅱ 死刑は凶悪犯罪防止になるか
    Ⅲ 死刑は被害者感情を癒やすか
    Ⅳ 誤判・冤罪は避けられない
    Ⅴ 日本国憲法は死刑を認めているのか
    Ⅵ なぜ国連は死刑廃止を求めているのか
    Ⅶ 死刑に代わる刑罰はあるのか
    【巻末資料】
    あとがき・謝辞


    『新版 死刑廃止を考える』
    (岩波ブックレット NO. 1040)
    著者:菊田 幸一
    出版社 ‏: ‎岩波書店
    単行本 ‏: ‎64ページ
    発売日 ‏: ‎2021/2/9

  • わかりやすく死刑制度の問題点を解説している。
    未だに試験制度が先進国は日本のアメリカぐらい。
    未だに前近代的で復讐を容認しようとする日本人のメンタルを教育で変えるべき。

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著者プロフィール

1934年生まれ。1957年中央大学法学部卒業。1964年明治大学大学院博士課程修了。1963~64年カリフォルニア大学犯罪学部留学、大学院在学中より法務省法務総合研究所研究官補(1962~67年)を経て明治大学法学部教授(2004年定年退職)。
現在 弁護士、明治大学名誉教授、法学博士(明治大学)。
[主要著書]
『犯罪学』(成文堂、1971年、現在八訂版)、『アジアの非行少年』(勁草書房、1985年)、『刑事政策の問題状況』(勁草書房、1990年)、『死刑廃止を考える』(岩波書店、1990年)、『死刑〈新版〉――その虚構と不条理』(明石書店、1999年)、『死刑廃止に向けて――代替刑の提唱』(明石書店、2005年)、『刑務所改革』(日本評論社、2007年、編著)、『社会のなかの刑事司法と犯罪者』(日本評論社、2007年、編著)、『死刑制度──廃止のための取り組み』(監訳、ピーター・ホジキンソン、ウィリアム・A.シャバス編、明石書店、2009年)、『日本の刑務所』(岩波新書、2010年、アンコール復刊)、『刑事司法――逮捕・裁判・服役そして社会復帰』(勁草書房、2011年)、『概説 少年法』(明石書店、2013年)、『受刑者の法的権利』(三省堂、2016年、改訂版)等。

「2016年 『Q&A 日本と世界の死刑問題』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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