有機農業で変わる食と暮らし ヨーロッパの現場から (岩波ブックレット No.1044)

  • 岩波書店 (2021年4月8日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (64ページ) / ISBN・EAN: 9784002710440

作品紹介・あらすじ

欧州において有機農産物はいまや「日常」的なものとなり、消費・流通・生産の現場は大きく様変わりし、「食」や「環境」への意識も変化した。本書ではドイツ、オーストリア、フランスの現場と、それを支える公共の役割を考察し、欧州での地殻変動の原動力を解明するとともに、日本における有機農業の将来像を提示する。

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

有機農業の急速な進展が描かれ、特に欧州の成功事例が豊富に紹介されています。ドイツやオーストリアの生産・流通・消費の現場は、行政の支援や多様な役割を担う有機農家の努力によって大きく変わりつつあり、その成...

感想・レビュー・書評

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  • 欧州では有機農業生産と市場が急拡大しています。特に有機農業先進国と呼ばれる有機食品で欧州最大の売上を持つドイツと有機農業面積比率が24%という群を抜いて面積比率が高いオーストリアの生産・流通・消費現場には目が見張るものがあります。行政を中心としてトップダウンで有機農業を普及させようとする動きと1人で何役もこなすポリバレントな有機農家と有機食品を普及させたいという運動がそれぞれ良い方に動いているように思います。

    私は特に環境や生物多様性の観点から有機農業に注目しています。私自身頻繁に有機食品を購入しますし、自らも農薬や化学肥料を使わない野菜などを育てている最中です。しかしながら日本では、有機食品は一般には全く普及しない自分たちには関係ないものと思われがちです。というのはあまりにも有機食品の価格が高すぎるからですね。普通の野菜も観光農法で作られた野菜の倍以上の値段ですし! 自然食品系のお店にベンツが停まっているのも見かけます。結局生活にゆとりがある人や富裕層のみにアクセスが許されたものになっているのが現状です。こうした現状を打破するために農政を変えるのはもちろんですが、有機農家を村八分にしようとする日本のムラ社会的な慣習もなんとか変えていかないといけないですね。。。日本はすぐに人と同じ行動を取りたがるので有機農業が本格的に普及し始めたらみなさん行動が早いと思いますが、その頃には今以上に日本の環境が毀損していることは間違い無いでしょう・・・。

    2021年に農林水産省が有機農業の耕作面積を25%にする目標を掲げましたが、将来の技術や農業の現状をおよそ知らない人が作成したのではないか?と思うくらい酷い内容でした(あまりにも酷いので私も思わずパブコメで物申しました)。

    あと個人的に現代に百姓を生み出したいです!
    本書に載っている「ポリバレントな有機農家」なんかは正に今の日本では死に体となっている百姓を彷彿させて大変羨ましいですね!

  • 正直、パラパラと速度してみて、あまり頭に入っていないです。
    でも興味深い分野なので、もう1回じっくりと読もうかな。

  • ヨーロッパの状況が分かりやすくまとめられている。有機農業が良いもの・広げるべきものという前提で論じられている(論じるのを避けている)ところは留意すべき。

  • ☆農学部図書館の所蔵はこちらです☆
    https://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BC06577803

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著者プロフィール

東京大学農学部卒業。ハンガリーの中東欧地域環境センター勤務後、英国イーストアングリア大学で修士、ドイツ・フライブルク大学の環境森林学部で博士号取得。2008年4月より名古屋市立大学の准教授(経済学研究科で環境経済・環境マネジメントを担当)。

「2009年 『森林大国カナダからの警鐘』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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