核兵器 禁止から廃絶へ (岩波ブックレット No.1055)

  • 岩波書店 (2021年12月7日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (72ページ) / ISBN・EAN: 9784002710556

作品紹介・あらすじ

核兵器禁止条約が、ついに発効した。非核の世界を求める国際社会、NGOやヒバクシャの長年の運動が実を結んだこの画期により、新たな国際秩序への歩みが、確実に進んだ。一方、核武装国家による抵抗も続いている。「核の傘」を奉じる日本政府も批准を否定する。核廃絶に向けた次の一歩を、どう展望するのか。

感想・レビュー・書評

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  • ◆2007年 第62回国連総会開催
    日本は「核兵器の全面的廃絶に向けた新たな決意」決議を提出


    図書館の本を読む▼
    https://kguopac.kanto-gakuin.ac.jp/webopac/BB00676550

    社会学の新しい地平を切り拓く、国際社会学ブックレット第5弾。
    東アジアという私たちの暮らす地域で直面する差別や格差、ジェンダー不平等、難民問題など「共生と平和」の課題を、国際社会学の視点から多角的に分析し分かりやすく解説。
    (出版社HPより)

  • 核兵器に関する国際的な規制の枠組みについての教科書のような、薄いけれどかなりの情報量のあるブックレットでした。

    核軍縮を訴えながら、核兵器に依存している日本の政策の矛盾について、特に興味深く考えながら読み進めました。

    日本の核軍縮外交は、外務省の軍縮不拡散・科学部が担当。

    日米安保などの安全保障政策は、圧倒的に大きな外務省北米局や内閣冠毛国家安全保障局が主導。

    政府内でも、ヒト図地縄ではいかない構造になっているようです。

    実際、国際会議や議論の場では、今すぐの核兵器廃絶には反対しつつ、最終的には核兵器は廃絶すべきだという立場を持って行動しているようで、

    どうなんだろう、それは未来への責任の放任なのか、

    それはどこまで戦略的なのか、疑問も残るところが個人的にはありますが、

    勉強になりました。

    ・・・

    1996年からの、核兵器禁止条約の交渉開始への毎年の国連総会は、日本は棄権してきた。

    2012年の核兵器の非人道性の共同声明に対して、当初は参加を拒む(核兵器非合法化に向けて努力、いかなる状況においても使用すべきでない、という文言)。2013年より岸田外相の判断で参加。

    2016年、国連総会で核兵器禁止条約交渉開始の決議案に反対。

    非核三原則でさえも、持ち込まない、については密約上例外を取り入れていた。

    核の先制使用でさえも、念頭に置いている。(1998年の新アジェンダ連合への参加を断る、オバマ大統領時の核兵器の使用を抑止に制限する。

    2010年から日米の拡大抑止協議を開いている。

    原子力政策では大量のプルトニウム保有(2020年時点で46億トン、核兵器役8000発分、非核保有国としては突出)。

    一方、

    日本は1994年から毎年、究極的核兵器廃絶を求める国連決議案を提出。

    軍縮・不拡散イニシアティブ(NPDI)に参加。

    ストックホルム・イニシアティブ(非核兵器国グループ)に参加。

    2017年、岸田外相は核軍縮の実質的な進展のための賢人会議(有識者会議)立ち上げ。

    例えば被爆者にとっては、個人の人生のレベルで、核兵器廃絶を求め行動しているけれど、

    国家という組織をもって取り組むとき、責任の所在はどこにいくのか、

    そこにもずれが生まれるように思います。

    そのずれを意識したうえで、どう個人の思いや求めるものを、国家レベルの政策決定に落とし込んでいくのかが問われているように感じました。

  • 核兵器、廃絶してください。

  • 国際関係論の授業で使用した。
    核兵器廃絶の立場を明確にとる筆者の主張は、実に納得させられるものであった。

  • 5/28
    『核兵器禁止条約が、ついに発効した。非核の世界を求める国際社会、NGOやヒバクシャの長年の運動が実を結んだこの画期により、新たな国際秩序への歩みが、確実に進んだ。一方、核武装国家による抵抗も続いている。「核の傘」を奉じる日本政府も批准を否定する。核廃絶に向けた次の一歩を、どう展望するのか。』(「岩波書店」サイトより)

    目次
    はじめに
    第一章 なぜ核兵器が問題なのか
    第二章 核兵器が禁止されるまで
    第三章 核兵器禁止条約
    第四章 日本はなぜ反対しているのか
    第五章 それでも条約は世界を変える
    第六章 核抑止力という神話
    第七章 核兵器はなくせる――これからの道筋


    『核兵器 禁止から廃絶へ』
    (岩波ブックレット NO. 1055)
    著者:川崎 哲
    出版社 ‏: ‎岩波書店
    単行本 ‏: ‎72ページ
    発売日 ‏: ‎2021/12/7

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著者プロフィール

川崎哲(かわさき・あきら)核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)国際運営委員、ピースボート共同代表。

「2026年 『非核三原則 いま何が問われているのか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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