私たちと戦後責任 日本の歴史認識を問う [] (岩波ブックレット 1075)

  • 岩波書店 (2023年2月9日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (62ページ) / ISBN・EAN: 9784002710754

作品紹介・あらすじ

私たちは日本が行った戦争と植民地支配をどのように認識してきたのか、そしてそこにはどのような視点や発想が欠落してきたのか――長引くウクライナ戦争、東アジアの緊張の高まりなどをうけ、「戦争の危機」が喧伝されるなか、戦後日本がつくりあげてきた平和主義を再生・発展させるために、私たちの歴史認識を問い直す。

みんなの感想まとめ

歴史認識の重要性を問い直す本書は、戦後日本が築いてきた平和主義の再生を目指し、私たちの過去の戦争や植民地支配について深く考察します。特に、ロシアによるウクライナ侵略が進行中の今、私たち自身の歴史を振り...

感想・レビュー・書評

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  • 世界地図を見なさい。本を読みなさい。どんなふうに人が生きてきて、物事がどんなふうに起きたのか、意味を問いなさい。知らなければ判断できないでしょう。


    岩波ブックレットNo.1075です
    刊行は2023年2月7日

    ロシアによるウクライナへの侵略戦争が始まってからちょうど一年がたった頃ですね
    この侵略戦争についてわーわー言う前にちょっと自分たちがやった侵略戦争について考えてみようよってことなのよ

    その主旨にはおおいに賛同したいけども…歴史ってやっぱムズいよね
    わりと最近の出来ごとなのに何がほんとかわからんちんなことが多すぎやしないか

    そもそも太平洋戦争を「侵略戦争」と認めない人もかなり存在していて、そういう人たちは「大東亜戦争」って言ったりするんだけど、それはさすがに無理あるでしょとは思うんだが、このブックレットの著者である宇田川さんの歴史認識もかなり偏ってるな〜とも感じてしまう

    被害者が許してくれるまで謝り続けるんだよ!みたいな論調はちょっと首をかしげてしまいたくもなるんだけど、どんな理由にせよ家族や友だちを日本軍に殺された人たちはいつまでたっても許せないだろうなというのも当然な気がして、やっぱりぐるぐる回っちゃうのよ

    だからねロシアのみなさんいやロシアの指導者のみなさん
    自分の子孫たちに「ぐるぐる」を残しちゃうようなことはやめようよ!と思うわいなのだ

    • ゆーき本さん
      ひまめろさんの言葉かと思った✧*。゚
      すごいいい事言うな〜って
      ひまめろさんの言葉かと思った✧*。゚
      すごいいい事言うな〜って
      2025/02/12
    • ひまわりめろんさん
      ユッキー

      ぜんぜん違います!(ビシッ)
      ユッキー

      ぜんぜん違います!(ビシッ)
      2025/02/12
    • ひまわりめろんさん
      ゆーさん

      まぁ、ひまわりめろんさんも常々似たようなこと言ってるから勘違いしてもしようがない
      これはしようがない^_^
      ゆーさん

      まぁ、ひまわりめろんさんも常々似たようなこと言ってるから勘違いしてもしようがない
      これはしようがない^_^
      2025/02/12
  • 4.33/37
    『私たちは日本が行った戦争と植民地支配をどのように認識してきたのか、そしてそこにはどのような視点や発想が欠落してきたのか――長引くウクライナ戦争、東アジアの緊張の高まりなどをうけ、「戦争の危機」が喧伝されるなか、戦後日本がつくりあげてきた平和主義を再生・発展させるために、私たちの歴史認識を問い直す。』
    (「岩波書店」サイトより▽)
    https://www.iwanami.co.jp/book/b619879.html

    『 本書で明らかにしたいこと、考えてゆくこと
    …本書では、戦後日本の政治と社会が、近代日本の戦争や植民地支配をどのように記憶、あるいは忘却してきたのか、その一端を明らかにし、検証してゆきたいと思います。
    主な手掛かりとするのは、①戦後に行われた各種世論調査、②戦後の『朝日新聞』『読売新聞』『毎日新聞』(いわゆる全国三紙)の社説や投書欄、③戦後の国会審議(帝国議会会議録と国会会議録)といった資料群です。これらは戦後七十数年にわたって展開された様々な議論を、継続的に確認することのできる資料です。他にも公文書、重要人物の手記・日記なども用いてゆきます。(「はじめに」より)』


    『私たちと戦後責任: 日本の歴史認識を問う』
    著者:宇田川 幸大(うだがわ こうた)
    出版社 ‏: ‎岩波書店
    単行本 ‏: ‎62ページ
    発売日 ‏: ‎2023/2/9

    目次
    はじめに
    第1章 占領政策と日本――何が問われ、何が問われなかったのか
    第2章 高度成長と遠のく記憶――「忘却」と逃避
    第3章 あらためて問われる日本の歴史認識――冷戦の終結と被害者からの告発
    第4章 歴史修正主義と歴史認識――記憶の忘却と棚上げされる責任
    おわりに――私たちの戦後責任
    参考文献

  • 戦後日本政治が十分な歴史認識と加害行為への反省を行わないまま、記憶が継承されず、自国中心の平和主義へと傾いていることへの警鐘を鳴らす一冊。
    具体の歴史を詳説するというより、戦後の政治や世論における歴史軽視とも取れる発言や調査結果を掲載している。

  • 岩波ブックレットなので、物理的には薄い本ですが、内容は厚みがあります。すべての人が読むべきだと思います。

  • 慰安婦は強制的にやらされてないとか南京大虐殺はなかったみたいなのは本当に歴史修正主義すぎるから止めてくれと思う。
    一方で、著者の主張はとても真面目な大人な対応だとは思うが、現に世界に目をやってると過去含めてもっと裁かれるべき国や人が野放しになっているのに、日本だけそんな謝り続けなきゃいけないもんかね、とも思う。

    新聞の投書欄から当時の世相みたいなのを見ていくのは当時の空気の研究として面白いな、とは思った。
    ただ、試しに地方紙の投書欄をデータ検索したら「中韓に構わず靖国参拝に行け!」みたいなおじいちゃんの意見がヒットしたので、もう少し多角的なデータがあればいいなと思った。

  • わずか60ページほどではあるが、現代の私たち日本人が忘れている「戦後責任」についての気づきを与えてくれる。若い世代へ向けて、これからも調べ、知り、考えることを促す。歴史総合を学ぶ高校生への読書課題としても有用であると感じる。

  • 朝日新聞202348掲載 評者:藤野裕子(早稲田大学文学部教授、日本史)
    毎日新聞202356掲載 

  • 戦後日本における、戦争責任の位置づけがいかに変遷してきたのかを検討する本。ブックレットなのでかなりコンパクトであるものの、示唆的な部分もあった。

    著者のスタンスは、日本の戦争責任は今もあるというものだ。自民党政権(故安倍晋三の政権)とは逆の、左派よりの考え方といえる。本書内で、朝日新聞が度々引用されていることからも伺える。だからといって、本書の内容を軽視すべきではない。

    著者は東京裁判の研究者であり、東京裁判と戦争責任論の関わりについてはよく理解されているのだろう。だからこそ指摘できることもあったと思う。東京裁判は、満州事変以降の戦争を念頭においたものであり、そればかりが目立ってしまい、それ以前の、対支二十一ヶ条の要求のような、主権侵害行為などは戦後触れられることがほとんどなかったという。たしかに、日本人にとっての戦争といえばあの戦争であって、日清、日露、第一次世界大戦は関心がもたれにくいだろう。

    また著者は、多くの日本人は東京裁判をもって、日本の戦争責任は果たされたという認識があるという。しかしながら東京裁判において、日本軍から被害を受けたはずのアジア住民は軽視、あるいは無視されてしまっている。そこには、当時植民地をもっていた戦勝国、具体的には英米などの思惑があった。著者はいう、東京裁判というのは「帝国主義国間の合作裁判」だったと。

    著者は、先の戦争を知らない世代も自分のもつ認識を常に疑いながら、誠実に歴史を学び、その上で対話していくべきだとする。また、近視眼的な歴史認識にも、警鐘を鳴らしている。そうした危険を回避するための一手段として、学問に親しむことを挙げている。これはその通りだと思う。歴史修正主義者は、膨大な歴史研究を完全に無視して、自分がちょっとかじったネットの情報だったり歴史修正主義本の内容を「正しい歴史」だと認識する。「不誠実」なのである。

  • 【請求記号:210.7 ウ】

  • 戦争が身近になりつつある今、改めて日本の歴史認識、戦後責任を問い直した本。
    日本国民として正しい認識を持つことが、戦後責任の第一歩であると感じた。

  • 朝日新聞の書評であった本である。明治以前は戦争とは無縁とか、第一次大戦や日清戦争は良い戦争、などといわれるようになってきたことの心配が記載されている。
     最後に知らなければ判断できないという大石氏の言葉を引用している。ブックレットシリーズで読みやすいのでもっと、何度も出版されるべきものである。

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著者プロフィール

1985年、神奈川県生まれ。2015年、一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程修了。現在、中央大学商学部助教、博士(社会学・一橋大学) ※2018年11月現在
【主要編著書】『東京裁判―捕虜関係資料』全3巻(共編、現代史料出版、2012年)、「東京裁判と日本海軍」(『日本史研究』第609号、2013年) 「序列化された戦争被害」(『年報・日本現代史』第21号、現代史料出版、2016年)

「2018年 『考証 東京裁判 戦争と戦後を読み解く』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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