伊勢物語 (岩波文庫)

著者 :
  • 岩波書店
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本棚登録 : 206
レビュー : 22
  • Amazon.co.jp ・本 (115ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003000816

作品紹介・あらすじ

在原業平とおぼしき貴公子を主人公とするこの物語は、彼の元服から終焉までの一代記風の構成をとる。権力とは別次元の価値体系に生きる男、后・斎宮から田舎女・召使との恋愛、報われることを期待しない女の愛、麗しい友情、主従の厚い情義など、ここにはそれまでの王朝文学の思いも及ばなかった愛情の諸相が生き生きと描かれる。

感想・レビュー・書評

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  • 業平作ではないけれど、
    かしがまし草葉にかゝる蟲の音やわれだに物をいはでこそ思へ
    めっちゃ同意笑

  • 単なる名歌集にしては物語的要素が強いけれど、詠み手はさまざま、時系列もほとんどバラバラ。
    こうなってくると逆に成立過程が気になるところ。

  • 光源氏に先行する「みやび」な物語。紫式部も清少納言も読者仲間だ。ゆるやかな構成だが、基本的には(業平とおぼしき)男の「うひかうぶり」から、死期を悟るまでを描く。第1段の「うひかうぶり」は、元服か初爵かと解釈が分かれるが、いずれにしても青年になったばかりという年齢だろう。そして、この早熟にして激しい「みやび」が全段にわたって賞賛されているのだ。心魅かれるのは、やはり二条后高子とのくだり(第3段~第6段。後段でもしばしば回顧される)と、第23段の名高い筒井筒だろう。貴種流離譚にして王朝の雅の原型がここにある。

  • 「むかし、をとこありけり」
    平安時代を舞台にした恋愛物語のショートショートとでも言える作品集です。

  • 六歌仙の一人、在原業平の代表作です。

    一般的に、古典文学はとっつきにくいイメージだと思いますが、伊勢物語は色々な恋愛模様を和歌とともに綴った笑いあり涙あり切なさありの非常に素敵な物語です。

    駆け落ちしたものの女を鬼に奪われてしまう『芥川』(6段)や、かきつばたの歌で御馴染みの『東下り』(9段)は、高校の授業でも取り上げられて馴染みがあると思います。

    あ、個人的には、23段が好きです。

    物語中に挿入されている和歌もまた秀逸です。修辞がとても技巧的だったりもします。
    さすが六歌仙、業平さん(´∀`人)ステキ

    人間の価値観は時代とともにどんどん変わっていきますが、
    根本的な感情は千年前も今も同じなんだと思います。

    全125話の独立した短編からなるので、気合を入れすぎずに少しずつ読み進めることができます。
    今まで授業以外で古典を読んだことがない人にもお勧めします。
    よかったら読んでみてください。

  •  
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4003000811
    ── 大津 有一《伊勢物語 09‥‥‥ 19641216 岩波文庫》九四
    http://www.h3.dion.ne.jp/~urutora/ise2.htm
     

  • 注釈が物足りなかったのが残念。身分を超えた愛情を感じられる一冊。

  • 塩竈などを舞台とした作品です。

  • 大好き。永遠の片思い。

  • むかしのをとこに学ぶことはないかと考える。いろいろあるっす。
    よいうたを物語りしてつなぎとめてゆくスタイルの本なのかな、と思う。しかしまあそのいち挿話いち挿話の積み重ね方が何故かはわからないが美しく思えてしまう。世の中で起きていることなんてそういうもんだ、ということなのか。

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