西行全歌集 (岩波文庫)

著者 :
制作 : 久保田 淳  吉野 朋美 
  • 岩波書店
4.23
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本棚登録 : 162
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (544ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003002322

作品紹介・あらすじ

願はくは花の下にて春死なんそのきさらぎの望月の頃-。山家集、聞書集、残集、御裳濯河歌合、宮河歌合ほか、現在知られている西行の和歌のすべて約2300首を集成。脚注のほか、詳細な補注・校訂一覧を付し、広く日本の詩歌に関心のある読者にとって読みやすいのみならず、専門家による研究にも資するべく編纂された決定版。

感想・レビュー・書評

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  • 願はくは、花(桜)の下にて、春死なむ。そのきさらぎの望月(もちづき, 満月)のころ。▼もろともに、私ともども散ってくれ、桜よ。浮世を厭(いと)う心があるこの身なのだから。西行『山家さんか集』1178
    ※北面の武士

    ******

    春風が吹き通い、ふと寝覚めた私の袖は花の香に薫り、春の夜の夢を見ていた枕もまた春の香に薫っている(俊成女しゅんぜいのむすめ)。▼村雨(強く降ってすぐ止む雨)の後、露もまだ乾かない真木(まき)の葉から、霧(きり)がたちのぼってくる、秋の夕暮れ(寂蓮)。藤原定家(編)『新古今和歌集』1205
    ※後鳥羽上皇の命。八代集の最後

    源実朝(第3代)『金槐和歌集』

    阿仏尼『十六夜いざよい日記』

    ※平安末から鎌倉初

  • 座右の一冊

  • 字も大きく、下部の注釈も邪魔にならず読みやすい。座右の書としたい。2016.3.31
     
    音読し書写しながら読了 2017.5.26

  • 既に有名な西行でも、文庫で網羅性のあるものは貴重のようだ。収録しているのは、山家集・聞書集・残業・御裳濯河歌合・宮河歌合・拾遺。

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    “願はくは花の下にて春死なんそのきさらぎの望月の頃――.山家集,聞書集,残集,御裳濯河歌合,宮河歌合ほか,現在知られている西行の和歌のすべて約2300首を集成.脚注のほか,詳細な補注・校訂一覧を付し,広く日本の詩歌に関心のある読者にとって読みやすいだけでなく,専門家の研究にも資する決定版.”

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