新訂 方丈記 (岩波文庫)

  • 岩波書店
3.72
  • (35)
  • (41)
  • (62)
  • (7)
  • (0)
本棚登録 : 589
感想 : 61
  • Amazon.co.jp ・本 (151ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003010013

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 『徒然草』『枕草子』と比べ、ただただ暗いと聞いていた『方丈記』。
    震災の人々の気持ちはいつの世も変わらないのか…。
    短いので、原文でもなんとか読めました(^_^)v
    著者の気持ちもわかるけど、でもこうやって考えちゃったら何も始まらない気もします(^^;;
    無常だからこそ与えられた生を精一杯泣いて笑って生きて、全うする…そんな風には考えられないかな?
    きっと、人には試練から立ち直れる力を神様が与えてくれているはず。難しいことですが、それでも命を与えられた以上、前に進んで行くしかないでしょう。
    原子力問題をはじめ、今の世の中にも間違った進み方をしていることがあまりにも多すぎるけれど。

  • 2008年3月9日に一度、通読しています。
    今回は、二回目です。
    (2012年6月26日)

    もうすぐ読み終えます。
    これは、2012年にこそ、読むべき本です。
    読もう。
    (2012年8月6日)

    ラストがよいね。
    信仰に入りきれないから、文学。
    (2012年8月7日)

  • 下鴨神社に行って帰ってきて読みました(鴨長明の「方丈」がある)。

    無常観が貫かれていて、読んでよかったです。
    疲れたときにはここに戻ってこればいいんだ、という安心感
    いろんなものを捨ててね。
     
    下鴨神社は糺の森の雰囲気と合わせて、高野山に似てました。

  • この薄い本が、800年の歳月を越えて、なぜ、今の世まで生き残ったのか?不思議といえば、是ほど不思議な事はない。
    平安末期の世相が落ちつかない不安定な時代に生きた長明は、人生の無常、有為転変の世相から離れ、出家して日野山に方丈の庵を結ぶ。そこで、四季の移り変わりに喜びを見出しつつも、悟りをひらくにはなお妄執があるのではないかと、反省しつつ心にもない念仏を唱える・・・。

  • 歩くかと思えば
    道のほとりで
    心の濁りもちらりと見えたが

  • 鎌倉時代前期に書かれた日本三大随筆の一つ。幼少期に苦労を重ね、様々な災害に見舞われた鴨長明の無常観には共感出来る所がありつつ、時に寂しさを感じたり、葛藤している所に人間味も感じます。

  • ゆくかはのながれはたえずして…

    あまりに有名な冒頭の数行おわると、割と浅い説教めいたぼやきが続く。こちらの感度が低いのかと思いつつ解説を読み、間違っていなかったことに気付く。
    嫉妬心で坊主になった神官の子が、悟りきれずに未練たらたらで振り切れていない感がすごい。

  • 養和(ようわ)の飢饉(1181年)。治承・寿永の乱(じしょう・じゅえいのらん)1180年-1185年。

    死体の額に阿の文字を書く僧侶。阿は真実や求道心、吽は智慧や涅槃。

    他人を頼りすると、我が身は他人の所有物となる。他人をかわいがると、心は愛情のために使わされる。

    庵(いおり)の西は見晴らしがよい。西方浄土に思いをはせる。

    春は藤の花を見る。紫の雲。
    夏はほととぎすの声。冥土の山路の道案内。
    秋はひぐらしの声。はかない現世の悲しみ。
    冬は雪。積もり消えてゆく罪過。

    朝、行き交う船を眺める。水上を船などが通過したあとに残る波。桂の木に風が葉を鳴らす夕方。

    松風の音に秋風楽(しゅうふうらく・雅楽)を重ねて合奏。水の音に流泉の曲。

    つばなを抜き、岩梨を取り、ぬかごをもぎ取り、せりを摘む。

    遠く故郷の空を眺める。

    石間寺に参詣(さんけい)・参拝。
    猿丸大夫の墓を探す。
    桜の花、紅葉、わらびを折り取る。
    木の実を拾い、一つは仏にお供え、一つは家へのみやげ。

    静かな夜、窓から差し込む月の光に旧友・故人を懐かしむ。

    山の中の景色は、四季折々に応じて尽きない。

    静穏であることを望みとし、不安がないのを楽しみとする。

    たまに、都に出て、自分自身が乞食のようになっていることを恥ずかしいと思うけども、帰って一間だけの庵にいるときは、他人が俗世間の煩わしいことに心を向けることを気の毒に思う。

    魚は水に飽きることはない。
    鳥は林を願う。

    私は、姿は僧であっても、心は煩悩に染まっている。迷った心が窮まって(きわまって)自分を狂わせているのか。自問しても分からない。南無阿弥陀仏と二、三回言って、考えるのをやめてしまった。

  • オタクが早口で好きなことについて語ってる感じ。

  • 不安定な世の中を不安がる気持ち、わかるわ~。と大いに共感しながら読んでいたら、解説に、中途半端な悟りで満足しているのが鴨長明の限界だったとか書かれていて笑った。
    はい、繰り返す中途半端な生悟りには、自分でもうんざりしてます(笑)

    西行も読もうかな。

全61件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

平安時代末期から鎌倉時代にかけての日本の歌人・随筆家。建暦2(1212)年に成立した『方丈記』は和漢混淆文による文芸の祖、日本の三大随筆の一つとして名高い。下鴨神社の正禰宜の子として生まれるが、出家して京都郊外の日野に閑居し、『方丈記』を執筆。著作に『無名抄』『発心集』などがある。

「2022年 『超約版 方丈記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

鴨長明の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
フランツ・カフカ
谷崎潤一郎
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×