新訂 方丈記 (岩波文庫 黄 100-1)

  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003010013

感想・レビュー・書評

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  • これは時間論であり、都市論であり、建築論だ。歴史の勉強をしながらゆっくり読みたい。誰かに読んでほしい。渋み含んだ重い声の人なんかに。

  • 実はすごく短くて、あっという間に読み終えることができる。
    脚注とか全く見ずに読んだから内容はざっくりとしか捉えてない。
    むしろ文章のリズムとかを楽しんだ感じ。

  • 42夜

  • 高校の教科書に載ってて、続きが気になって全部読みました。今の自分の考え方の基礎になってるような気がします。

  • 「憂いなきをたのしみとす」の一文が心に残りました。鴨長明の感性が本当に好きです。

  • 突然古典が読みたくなる時期が一年に一度くらいやってくる。
    とりあえず岩波文庫の黄色のコーナーをひとしきり見渡して選んだのがこれ。
    有名だし短いし読みやすいし中身は濃いしで、古典が読みたい願望をみごとにかなえることができました。感謝。

  • 諸行無常すぎてなきました

  • 常なものは無く、無常の世界を詠む古典。

  • 悩み、遁世し、それでも悟りきれず。
    なんとなく親近感を感じつつも、その厭世観は鵜呑みにはできないな、と。
    小賢は山陰に遁し、大賢は市井に遁す。
    とりあえず、26歳の感想として。

  • この本は、読んだ年齢によって大きく印象が変わるのではないかと思った。
    著者の万物流転、諸行無常で何をか栄華を望まんや、という姿勢は、今の時代においては「負け組」の発想を容易に連想させる。
    著者の、才覚が筆致から溢れるような、現代でも無駄のないと感じるテンポのいい叙述で物事への執着心の無常を説く心の裏には、
    彼の出自を絡めてみると、どうにも若き日の栄達を阻まれた世間への憾みが見え隠れするように読める。
    これは自分が20代であるからなのかもしれない。
    注釈も初心者に便宜的で、原文自体が平易な短文なので、初めて日本の古典に親しむという目的なら適切。

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著者プロフィール

平安時代末期から鎌倉時代にかけての日本の歌人・随筆家。建暦2(1212)年に成立した『方丈記』は和漢混淆文による文芸の祖、日本の三大随筆の一つとして名高い。下鴨神社の正禰宜の子として生まれるが、出家して京都郊外の日野に閑居し、『方丈記』を執筆。著作に『無名抄』『発心集』などがある。

「2022年 『超約版 方丈記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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