新訂 徒然草 (岩波文庫)

著者 :
制作 : 西尾 実  安良岡 康作 
  • 岩波書店
3.73
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本棚登録 : 404
レビュー : 38
  • Amazon.co.jp ・本 (438ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003011218

作品紹介・あらすじ

『徒然草』の面白さはモンテーニュの『エセー』に似ている。そしてその味わいは簡潔で的確だ。一見無造作に書かれているが、いずれも人生の達人による達意の文章と呼ぶに足る。時の流れに耐えて連綿と読みつがれてきたこのような書物こそ、本当の古典というのであろう。懇切丁寧な注釈を新たに加え、読みやすいテキストとした。

感想・レビュー・書評

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  • べたに徒然草が好きです。
    古文を読む能力が著しく低下している今、内容をどれだけ正確につかめているかは謎です(笑)。下手の横好き。まさにその言葉のとおりです。

    古典の場合は、いろんなところから出版されていて選ぶのが楽しい。
    岩波文庫は訳はなく、注にて解釈がある程度。(解釈がほぼ訳となっていることもありますが)おせっかいじゃないところが岩波文庫のいいところです。長文ばっかりで訳がとれなさそうな、自信がないときは角川さんです!角川は本の前半に本文をまとめてあって、後半が訳になっているので読むときに訳が邪魔にならないのがいいところ。教科書スタイル(見開き上に本文、下に注釈)なのでなじみやすいです。
    わたしのなかでは、その作品へのハードルの高さが「訳があるかないか」ということになりますね…。わたしは買うときにそれぞれの出版社のものを見て買うのですが、結局いつも角川か岩波。

    徒然草は逸話が書かれているところより、現代でも普遍的な内容がすきです。
    特に好きなのは137段。有名ですよね。国語の授業でも取り上げられるかなあ?
    始まり方がかっこいいんですよ。
    「花は盛りに、月は隈なきをのみ、みるものかは。~」
    そしてこの感覚はとても日本的なんじゃないかなあとも思うので(呉善花さんがそんなことを言ってたような「日本の曖昧力」で)、そんなところもすきな段です。お花見するなんて田舎ものだぜ、というようなところもあって、身につまされつつ(笑)。いや、花見あんまりしないけど、と言い訳したところで結局「あんまり」という時点で田舎ものなのでした(笑)
    おもしろい段も結構ありますよね。でもそれはわたしのようなぱらぱら読みではなく、もっとがちで読んでるかたにお願いします。


    寝る前などにぱらぱらーっと適当なところを開いて読むのがいい。
    適当に読んでも許してくれそうなのが徒然草だと思ってます!(蜻蛉日記はたぶん許してくれない)そして古典って面白い、と初めに思わせてくれる名著だとも思う。中学生とか。仁和寺のにある法師のところとかで。

  • 何回、この文を読んだのか、、、

    試験以外でも、もう一度読みたい

  • 全く読まなかった。

  • 吉田兼好@tsuredure_bot1さんのツイートに触発されて、読んでみた。もう最高。もちろん、高校の授業でも読んでるんだけれど、こんなに面白い本だとは知らなかった。
    人間って、兼好法師の時代からちっとも変わってないんだということがよくわかる。それは、ちっとも賢くなってない、ということだけじゃなくて、賢い人もちゃんといていろんなことがわかっているのに、それが人々の間で共有されてない、というところも一緒。迷信で人々が右往左往するのとか、今と何も違わない。そして、それを「愚かな」と思う人はすでにあの時代からいたんだよ。びっくりだよ。1000年経っても何も変わらない。本当に人間ってバカだね。

  • キラキラネームをつけない

  • 地位や名声を追い求める事に興味がない。きらびやかな高級品で着飾る事に興味がない。
    何物にも心を惑わされず、ひとりゆっくりと本でも読んでいたい。
    そんな事を思うかたなら、「徒然草」を楽しく読めると思います。

    かしこい、愚か、善い、悪い、そのような人が人に
    下す評価は絶対ではなく、すぐに消えてしまうもの。
    必死で得た地位も名声も、いずれは忘れられ消えていく。
    信頼した友さえも、掌返しで失うこともある。

    変わらないもの、絶対のものを否定したうえで、
    それでも構わない、静かで落ち着いた自信が伝わってくる文章です。

    人からの批判や評価に惑わされて疲れた時、
    自分の目標を見失った時には、
    この本が、心を慰め励ましてくれる先生になります。

  • 16/12/03。

  • 2015/09

  • 徒然草に表れる仏教的価値観は、日本人の情緒に深く関わっていると思う

  • 隠棲的なところが好みが分かれるところだ。
    枕草子的な世俗の世界のが若者にはわかりやすい。随筆というのは、きわめて主観的なものであり、老人の人生を経た文章は、味わい深くはあるが、共感しがたい。
    有職故実の類や説教臭く仏のみちを説く点もつまらない。

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