平家物語〈4〉 (岩波文庫)

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レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (437ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003011348

感想・レビュー・書評

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  • カテゴリ:図書館企画展示
    2013年度第3回図書館企画展示
    「大学生に読んでほしい本」 第3弾!

    本学教員から本学学生の皆さんに「ぜひ学生時代に読んでほしい!」という図書の推薦に係る展示です。

    大塚美保教授(日本語日本文学科)からのおすすめ図書を展示しました。
            
    開催期間:2013年10月1日(火) ~2013年11月15日(金)【終了しました】
    開催場所:図書館第1ゲート入口すぐ、雑誌閲覧室前の展示スペース

    大学2年生の時、生まれて初めて古典に読みふける経験をし、通学電車で駅を乗り過ごしました。それほどエキサイティングだったのが『平家物語』。
    おかげで、古典文学は読みづらいという苦手意識が払拭されました。
    いちばん好きなのは、戦いに敗れ、命運つきた木曽(きそ)義(よし)仲(なか)が、一人だけ残った従者にもらす言葉。
    「日来(ひごろ)は何とも覚えぬ鎧(よろい)が、今日は重うなつたるぞや」
    涙なしには読めません。

  • 「灌頂巻」をもって『平家物語』は全巻を閉じる。冒頭の「祇園精舎」とみごとに呼応するのだが、物語の終りはすなわち綺羅の終りであり、王朝の終りでもあった。我々読者もまた、無常とあはれに呆然とするばかりだ。一方ここには物語全体の華ともいうべき「那須与一」も含まれている。衆人環視の中で与一は見事に扇の的を撃ち落とす。「おきには平家、ふなばたをたゝいて感じたり。陸には源氏、ゑびらをたゝいてどよめきけり」とあるが、この時代の戦を彷彿とさせるエピソードだ。秘曲「灌頂巻」とはまた別の意味で琵琶法師も力が入ったことだろう。

  • 巻第十二は頼朝の疑心暗鬼による義経追求と平家の残党狩りの話。これを読むとこのころの日本人はほとんど首狩り民族じゃないかと思う(笑)。首狩りの中にも感動が、みたいな。その凄惨なフィナーレの血糊を濯ぐかのように、しんみりとした灌頂巻が最後に付せられている。

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