閑吟集 (岩波文庫)

  • 岩波書店 (2023年1月16日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (438ページ) / ISBN・EAN: 9784003012895

作品紹介・あらすじ

花の錦の下紐は 解けてなかなかよしなや――。永正十五年(一五一八年)、一人の世捨人が往時の酒宴の席を偲んで編んだ小歌選集。春の妖艶たる雰囲気をまとって開巻が告げられ、多彩な表現をとった流行歌謡が、恋・枕・老い・面影・海辺などの群となって見事に配列されていく。中世末期の世相や習俗、人々の感性がうかがえる。現代語訳つき。

みんなの感想まとめ

テーマは夢と現実、そして人の感情の儚さです。1518年に編まれたこの小歌選集は、恋や老い、面影など多様な題材を扱い、当時の世相や人々の心情を豊かに表現しています。流行歌謡の多彩な表現は、春の妖艶な雰囲...

感想・レビュー・書評

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  • ただ何事もかごとも、夢幻(ゆめまぼろし)や水の泡、笹(ささ)の葉に置く露(つゆ)の間に、あじきなき世や。夢幻(ゆめまぼろし)や、南無三宝(なむさんぼう,仏さまお助けください)。くすむ(きまじめな)人は見られぬ、夢の夢の夢の世を、うつつ(正気の)顔して。何せうぞ(何になるのか)、くすんで(まじめくさったところで)、一期(いちご,一生)は夢よ、ただ狂へ。

    我が恋は、水に燃えたつ蛍々(ほたるほたる)、物言はで笑止(しょうし、哀れ)の蛍。

    『かんぎんしゅう』1518 小歌こうた

    ※東山文化、室町

  • 戦国時代の1518年に編まれた小歌集。大岡信の講義録である『日本の詩歌』(これも岩波文庫)で、後白河法皇の梁塵秘抄とともに紹介されていて知った。全311首に現代語訳と詳細な解説が付けられている。ちなみに、岩波文庫では1989年にも『閑吟集』が出ていて、こちらも1首ずつに解説がある。鑑賞に違いがあったりもするので、読み比べると面白そうだ。

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