太平記 3 (岩波文庫 黄143-3)

  • 岩波書店 (2015年4月16日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (528ページ) / ISBN・EAN: 9784003014332

みんなの感想まとめ

歴史の複雑さと人間ドラマが描かれる作品で、南朝の滅亡過程や新田義貞の死が重要な節目となっています。物語は、足利氏の勝利が完全ではないことを示し、各地で新田勢の反乱が続く様子を通じて、歴史的な背景の深さ...

感想・レビュー・書評

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  • 西源院本に現代文でも分かるよう、訳と注を配置している。
    足利軍復活!
    九州から尊氏は海路、直義は陸路で京へ。
    南朝は、湊川の戦いで楠正成の敗北と自害、
    越前では新田義貞が流れ矢に眉間を討たれて討死する。
    比叡山臨幸後、花山院に幽閉された後醍醐天皇は脱出し、吉野へ。
    北畠顕家の大軍は奥州から進軍を続け、吉野へ。
    だが阿倍野の戦いで顕家は戦死する。
    北朝では、光厳天皇が重祚し、足利尊氏は征夷大将軍に。
    そして南朝の要、後醍醐天皇が吉野で逝去する。
    ・凡例 ・全巻目次
    第十六巻 第十七巻 第十八巻 第十九巻
    第二十巻 第二十一巻
    ・付録 系図(赤松氏系図・佐々木氏系図)
        『太平記』記事年表3
    [解説3]『太平記』の歴史と思想
    ・地図 船坂・熊山・福山合戦関係図
        比叡山周辺図 越前合戦関係図

    南北朝時代が舞台の歴史読み物「太平記」。
    合戦の臨場感や京中の混乱の様子がひしひしと伝わってきます。
    この時代の戦闘は、弓と馬が主役だなぁとも感じます。
    楠正成の正行への遺訓や楠兄弟の自害、瓜生判官の母の心情、
    一宮と御息所の恋物語、「史記」の嚢砂背水の陣、
    結城入道宗広の十悪五道な振る舞い、塩谷判官の悲劇など、
    読者の心をくすぐる物語が盛り込まれているのも、興味深い。
    また、比叡山臨幸と、還幸供奉&北国落ちの、
    公家と武家一覧があり、比較するのも面白かったです。
    正々堂々なってものではなく、裏切りや謀反、謀殺や毒殺、
    確執もあり、なんかドロドロした気配も漂ってきな臭い。
    さあ、始まったばかりの足利政権の今後は?

  • 南朝が滅んでいく過程である。新田義貞がついに死亡する。足利氏の完全勝利とはいかず、各地での新田勢の反乱がある。学習する歴史では簡単に南朝から北朝にということであるが、実際は複雑であることが理解される。

  • 冊数にして半ば、あと3巻でるのに後醍醐天皇死んでしまったよ。続きは秋の第4巻配本までおあずけ。
    しかし、平安朝の貴族政権が倒れてから江戸幕府が開かれるまで、ほとんど内戦状態だ。武家政権が治まるまでほとんど500年かかってるということだ。

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著者プロフィール

学習院大学文学部教授。研究分野○日本文学・芸能 著書等○『太平記〈よみ〉の可能性』(講談社学術文庫、二〇〇五年)、『琵琶法師』(岩波新書、二〇〇九年)、『平家物語の読み方』(ちくま学芸文庫、二〇一一年)など。

「2014年 『『太平記』をとらえる 第一巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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