芭蕉 おくのほそ道―付・曾良旅日記、奥細道菅菰抄 (岩波文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003020623

感想・レビュー・書評

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  • 古典文学には紀行の名品が揃っているが、多くの人が第1に思い浮かべるのが『おくの細道』。芭蕉の旅の目的はおそらく一つではなかっただろうが、深く敬愛する西行の跡を辿ることによって、陸奥の歌枕の地に自ら立つことがその一つ。ただし、西行自身は当時の歌壇にあっては革新派だったが。そして、伝統に立脚しつつも、そこに新たな美を発見するということもあったに違いない。「月日は百代の過客にして…」と格調高く語りながらも、「もゝ引の破れをつゞる」のが俳である。極め付きが「蚤虱馬の尿する枕もと」。和歌的な美には絶対にない世界だ。

  •  あれほどの長距離旅なのに分量が少ないのに驚く。
     立石寺の「閑かさや岩にしみ入蝉の声」は別次元の深さ。

  • 本文は非常に短く、あっという間に読める。簡潔で品格のある文章で、傑作の句ができた背景を知ることができる。
    (2015.11)

  • ドナルド・キーン先生が絶賛されていたことに影響されて、この年になって初めて全文読破。もっと早く読んでおけば良かった。こんなに面白いとは。

  • 本文と巻末の解説のみ読んだ。江戸時代の文章なので、古文の知識がなくても読める。『おくの細道』といえば、書き出しの部分や「兵ども、「最上川、「月と萩、等の句しか知らなかったが、作品全体の流れの中でそれらの句を読むと、いつも以上にグッとくる。何ヶ月にもわたる旅の紀行文であるが、文章は淡々として簡潔で量的にもかなりコンパクト。であるにもかかわらず、読後何だか自分もいい旅をしたような気になるところが、この作品のすごいところなのかもしれない。
    あと、芭蕉の旅が、各地の歌枕を自分の目で確認する旅であったことや各地にいる俳句仲間のネットワークに支えられて旅を続けていたことなど、(知っている人には常識なのだろうが、)自分なりに発見があって、よい読書だった。

  • 『ぼくらの頭脳の鍛え方』
    書斎の本棚から百冊(立花隆選)92
    日本文学
    日本語の持つパワーと美しさと日本人の情念世界を知るために。
    ※作品の指定はなし。私の判断でこちらを登録しました。

  • 【推薦文】
    日本人の旅といえば、松尾芭蕉の「おくのほそ道」であろうか。四季の風景に接し、旅情を写生する芭蕉の俳諧は日本人の美そのものである。鋭にして敏なる精神を持って読めば、言を弄さずして美を伝える文体が体に染みる。読めば旅に出たくなる一冊である。
    (推薦者:機械物理工学専攻/M2)

    【配架場所】
    大岡山: B1F-文庫・新書 080/Ib/206

  • 「月日は百代の週客にして、行きかう年も又旅人なり。」中国語でも日本語でも美しいね。

  • 義務教育で必ず(といっていいほど)読まされる『奥の細道』
    改めて読んでみようと思ったきっかけは、「かさね」という名前の背景を知りたいから、というもの。

    「せっかく読むならちゃんと読みたい!でもいきなり原作いっちゃうと絶対わからん!」ということで事前準備として奥の細道の解説本に目を通しておりました。

    歌枕(よく詠まれる場所)を巡る旅。空間を詠み込むという画期的な俳句達だそうで。


    私のお気に入りは<白河の関>
    「春立てる霞の空に白川の関を越えんと、そぞろ神のものにつきて心をくるはせ、道祖神のまねきにあひて取もの手につかず・・・」と旅が始まっているのも有名ですね。

    卯の花をかざしに関の晴着かな 曽良

    なんだか、おちゃめ。現代語訳はぜひ検索してみてください。

  • 『奥のほそ道』は角川で2冊、岩波を1冊読みました。
    内容は同じなんですケドね(笑
    とにかく好き。

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著者プロフィール

松尾芭蕉(まつお・ばしょう)
1644年(寛永21年)~1694年(元禄7年)。現在の三重県伊賀市(伊賀国)生まれ。俳諧師。俳諧(連句)の世界に、「蕉風」と呼ばれる芸術性の高い句風を確立した、日本史上最高の俳諧師のひとり。おもな著作に、江戸から東北、北陸をめぐり岐阜の大垣まで旅した紀行文『おくのほそ道』をはじめ、『野ざらし紀行』『笈の小文』など。

「2017年 『芭蕉さん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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