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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784003100592
感想・レビュー・書評
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表題作他3篇。表題は森鴎外の哲学、内面が描かれた作品。蛇は権威を恐れない性格の妻が、生前大切にしなかった姑が蛇に化けたと思い?発狂する話。心中は主人公が通う店の女性が語る心中話。百物語は百物語に招かれた主人公視点で見る人間模様、怪談ものではない。特別面白くはなく、さりとてハズレでもない。
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森鴎外がウィーンに留学した時に読んだ本についていろいろと妄想するときの自伝である。現地の生活ではそれほど詳細なことは書かれていないが、ニーチェがどのように捉えら型かについては一考の価値があろう。
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岩波文庫2019春のリクエスト復刊。収録作はいずれも明治44年発表、鴎外先生アラフィフの頃の短編。「妄想」は現代的な意味とはやや違い、もっととりとめのない回想や思考のようなニュアンス。海辺に暮らす鴎外自身のような老人が、ドイツ留学時代を回想したり、死について哲学的な考察をしたりする。
「蛇」「心中」はいずれも、実話聞き書き風の、怪談未満のおはなし。冷たくしていた姑の死後その仏壇に蛇が居座るようになり嫁発狂の「蛇」、料理屋に奉公していた娘が親の決めた結婚を蹴って惚れた男と…「心中」。心中は、男に首を切られてまだ死に切れていない娘の「ひゆうひゆう」という気管から漏れる音というのが怖さのキモ。
「百物語」は、金持ちの道楽で100人集めて百物語をするという集会に出かけるも、結局開始を待たずに帰ってきてしまう話なので、怖くない。道楽金持ちにはモデルがいたようで(鹿島清兵衛)、集会の場に依田学海が来てたとか、これも鴎外先生の実体験っぽい。
※収録
妄想/蛇/心中/百物語
著者プロフィール
森鴎外の作品
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