道草 (岩波文庫)

著者 : 夏目漱石
  • 岩波書店 (1990年4月16日発売)
3.56
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003101131

道草 (岩波文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 2017/09/02

  • 家庭を持たず、親類関係者も少なめの僕には遠い世界に思えるが、家庭を持つようになればこの様な雁字搦めな状況にも陥るのかもしれないなぁ。

  • …… /// イヤな小説。「好い面の皮鯉の滝登り」(p.283)。45

  • いつだからのNHKで再現映像的に本作が紹介されてまして、ほほーとなったんですが、読んでみると子ども時代の機微ってのが克明に記されていまして、大人の都合ってのは子どもにすっかりバレています。そういった嫌な思い出ってのは、金で解決するんならくれてやる、ってある意味自棄になるというか、それを周囲は批判するけれども胸の内は分かってもらえないし、世はいつまで経っても住み良くなりませんね。

  • 漱石のの自伝的小説。時代は猫を描いたあたりのものだと思う。
    話の主な題材は金とそれに伴う人間関係が描き出されている。

    ストーリーはともかく、漱石作品に頻出するテーマである、金の問題や人間関係の煩わしさの根幹を、(この作品の内容が事実ならば)垣間見ることができたのかなと思われる。

    ただ話は大して面白くもないので、漱石の溢れんばかりのボキャブラリーと他作品を読むに当たっての補完的な楽しみ方を提供してくれる作品なのかな?と個人的には思っています。笑

  • 学生のあなたたちにはまだ早いかもしれないから、
    10年くらいたったら 読んでください(笑)
    とても共感してもらえると思います。

    漱石が、自分自身の結婚生活をほぼ写し、
    自伝的な素材を使って書いた作品です。

    「いい恋愛ができて、そこそこの結婚ができて、
    だけど人生はそんな幸せがずっと続くわけじゃな
    く色々なことがあって…」くらいの時に読むと
    人と人は惹かれあってもぶつかりあうし、
    全く違う個々の人間なんだ、ということが深くわかると思います。

  • 図書館で借りて読んだ本。夏目漱石好きなのに読んでなかったから読んでみたんだけど、内容はあまり覚えてない。

  • ずいぶんとお金の話が出てくる。
    はっきりと断れない主人公の健三である。
    今後もこのままの状態が続いていくのだろう。
    「片付いたのは上部だけじゃないか・・」
    「世の中に片付くなんてものは殆どありゃしない。・・」
    健三は、このまま苦悩しながら今までの生活を続けていくことになるのだろう。
    悩んで悩んで、なおさら解決の糸口が見つからないまま・・。

  • これは初めて読んだ。作者の自伝的な作品。
    せっかくロンドンに留学したのに、帰国したら貧乏になっていた彼の家。
    親戚縁者から借金や小遣いをせびりに来られてストレスを感じている。
    奥さんともしっくりこないし、けんかをする。
    何が面白いか、と言ったら人物描写だ。なかでも元養母が丸い年寄りになって座布団に座っている様子。
    彼女の描写は見事。
    喘息持ちのお姉さんの描写も面白い。口やかましくて愛されていないのに、夫に妾がいることに気づかず弟から貰っている小遣いを与えていて、夫孝行と呼ばれている。

  • どの時代にもあるであろう金銭的な付きあい。
    見ないように、触れないように、忘れようとしても、運命には逆らえない。

    ある日街で見かけたとある男から、主人公は自己の思い出したくない過去と対面しながら、変わることなく過ぎていく日々をどうにかすごしていく。

    妻とのギリギリの関係、兄弟との距離、養父母からの無心。どこの家庭でもあるであろう話を、一人一人の精神を冷静に語りながら進む話は、読んでいてあきなかった。

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