子規歌集 (岩波文庫 緑 13-3)

制作 : 土屋 文明 
  • 岩波書店
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感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・本 (140ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003101339

感想・レビュー・書評

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  • 岩波文庫から改版されたので、買って持ち歩いています。
    コンパクトかつ読みやすい!
    子規と言えば俳句と言う風潮あるものの、正直虚子選の句集よりもこっちの土屋文明選の歌集の方が子規の優しさ溢れる作品が沢山載っている気がします(個人の感想です)

  • 生活の楽しさが伝わってくる。

  • 明治十五年 壬午の夏三並うしの都にゆくを送りて
    隅田川堤の櫻さくころよ花のにしきをきて帰るらん

    に始まる。

    今昔秀歌百撰では68番に選ばれている
     獄中の鼠骨を懐ぶ
    くろがねの人屋(ひとや)の飯(いひ)の黒飯(くろいひ)もわが大君(おおきみ)のめぐみと思へ

    なお、同じ文脈で
    四月十四日(鼠骨の出獄を祝す)
    くろがねの人屋をいでし君のために筍鮓をつけてうたげす

    鼠骨入獄談
    くろがねの人屋の門をいでくれば桃くれなゐに麦緑なり

    がある。

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