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Amazon.co.jp ・本 (350ページ) / ISBN・EAN: 9784003101414
作品紹介・あらすじ
金の誘惑にひかれた婚約者に裏切られた主人公は、金力の鬼、金色夜叉となって社会に報復するが、心は充たされない-尾崎紅葉(1868-1903)の代表作『金色夜叉』は、毎朝の新聞の配達を待ちかねる読者の絶大な支持を受けて、明治30年1月1日から5年以上にわたって、断続的に『読売新聞』に連載された。解説=杉本秀太郎
みんなの感想まとめ
物語は、貫一と宮の複雑な関係を描きながら、愛と裏切り、自己満足の葛藤をテーマにしています。前編はテンポよく進み、特に宮の行動に対する読者の反応が印象的です。彼女の選択やその後の行動に対する疑問や怒りが...
感想・レビュー・書評
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近代文学のおもしろきところ、ご都合主義だが目が離せぬ。
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前編はテンポが良くて面白かった
宮はなんで貫一を捨てたんだろ...しかも後から罪悪感抱いて自己満足から貫一の生活を助けようとするのめちゃくちゃ面倒臭い女だと思った
宮の両親もなんか腹立つ
貫一が可哀想だなってなった
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古文のようで読むのが大変。
読み進めるうちにだんだん面白くなってきた。 -
不幸すぎるお話し
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↓貸出状況確認はこちら↓
https://opac2.lib.nara-wu.ac.jp/webopac/BB00077046 -
文章の求道者・尾崎紅葉が遺した未完の大作
所蔵情報
https://keiai-media.opac.jp/opac/Holding_list/search?rgtn=B18047 -
山田美妙 読了後、硯友社繋がりで金色夜叉を読みました。
同窓の山田美妙や紅露時代と並び称される幸田露伴、弟子の泉鏡花などに比べるととても読みやすく、文章がだいぶ現代に近づいた印象です。
また、話のテンポも良く、読み物として面白かったです。
文豪としての尾崎紅葉としては「多情多恨」のほうが一般的に印象が強いのですが、それであってなお本書が発表時からのベストセラーで、高い知名度があるのも頷ける内容でした。
両親のいない主人公の間貫一は、故あって鴫沢家でお世話になっており、容姿端麗、勉学も良くでき、将来有望な男であった。
また、鴫沢の娘・お宮と将来を誓いあった仲であったが、突然、お宮は富豪の富山唯継の元へ嫁ぐ。
それをお宮不在時に義理の父から聞いた貫一は、激怒し、熱海の海岸でお宮を問い詰めたが、思いを明かさないお宮を蹴り飛ばし、貫一は全てを捨てて高利貸しとなる。
岩波文庫版では上・下巻として販売されていますが、上巻が所謂、金色夜叉で、下巻は金色夜叉の続編である、続金色夜叉、続続金色夜叉、そして新続金色夜叉が収録されています。
ストーリーは上巻の金色夜叉で完結しておらず、貫一とお宮はすれ違ったまま、次に繋ぐ終わり方をしています。
続金色夜叉、続続金色夜叉も同様に、一段落はついているのですがメインストーリーは解決せず、そして、新続金色夜叉の執筆半ばで尾崎紅葉は亡くなり、本作は未完の傑作となっています。
貫一お宮の熱海海岸のシーンはあまりにも有名ですが、物語全体で言うと序盤で、かつあのシーンが面白さのピークな気がします。
以降はサイドストーリーが続き、しかも投げっぱなしになっており、読みやすいは読みやすいのですが、小説としてはやはり未完成だと感じました。
貫一を捨て、富山の子を孕みまでしたのに、貫一を追いかけるお宮の身勝手な思想には腹が立ちますが、随分苦しむだけ苦しんだのだから、最後は皆幸せになってほしいなと。 -
冒頭難しくて挫折するかもしれないと焦った。読み進めてるうちにわかりやすく、面白くなってきていっきに読む。意外。下巻へ。
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「グレート・ギャツビー」を再読していて、何か似た話がなかったか、そうだ金色夜叉だと思った。
その時点では今作は未読で、大雑把な知識しかなく、恋の執念と金、というイメージでそう思ったのだけど、読み終えてなお、並べて考えるのもそう的外れではないように思う。
ギャツビーと貫一は真逆の方向にいくわけだけれども。
文語体なので読みにくいかと思いきや、案外するする読めた。
有名な熱海の足蹴がクライマックスだと思い込んでいたのだけど、結構序盤だったので驚き。
貫一もお宮も好きではないが、登場人物としては面白い。
他のキャラクターも癖が強くて興味をそそる。
ただ、上巻だけでも割とお腹いっぱいではある…。
一応区切りはついているし、下巻は未完だし…まあ、いつかまた。 -
泉鏡花作品が好きなので、流れで読了。上巻はまだ雰囲気があってよいかと。
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始めは文体に慣れずにページが進まなかったけれど、慣れるとともにお話が面白くなってきてどんどん読んでしまった
貫一がお宮に抱く想いには、時代も感じられ、そのまま素直な共感としては頷けない
貫一の、「売られた」という悔しさや、お宮への憎しみは、当時の人々にとっては容易に共感できるものだったのだろうか
それでもやはり貫一に感情移入して読んでしまうし、お宮のことも腹立たしいとともに哀れにも思ってしまう
新聞小説として世に出て流行したということが凄くうなずける程に、ページをめくる手が止まらなかった
時代も文体も慣れないものなのに、それがほとんど気にならないくらいほど
教科書なのに、お話として楽しく読んでしまった -
日本語の勉強のため。
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熱海などを舞台とした作品です。
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冒頭の描写など、文体により読みづらかったが、何とか読破‼大学の授業のために読んだのがきっかけだが、この作品は読んで良かった‼金色夜叉からは金の亡者のイメージがあるが、貫一からはそんな感じはしてこず、むしろ、何かに満たされたいと彷徨っているように思えた。愛情の裏は憎しみではないと改めて感じた。
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表紙は熱海の海岸で貫一がお宮を突き放す有名なシーン。
相手の心を知りたくて信じたくて、それゆえ翻弄され葛藤する貫一の存在は、まさに近代文学のデフォルトのようである。
最終的に待ち受ける貫一とお宮の運命は、作者の死によって永遠の謎となった。
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