本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784003102411
みんなの感想まとめ
家族の情景を抑制的に描写しつつ、深い親の思いを伝える作品です。特に男親の立場からの心情が、控えめながらも力強く表現されています。収録された三篇は、子どもたちの成長や遺産の相続といったテーマを通じて、庶...
感想・レビュー・書評
-
「伸び支度」「嵐」「分配」
50代の著者の作。
家族の情景を全体的に抑制を効かせて書いている。
抑制と感じたのは、いわゆる意思や願望みたいなものが、自らの子らを通して表現されるからかもしれない。
特に男親の立場からの親心というのは、母親のように全てを受容する力強さがない分、ためらいが混じるので、控えめになってしまうのかもしれない。
「嵐」はいい。
場面によって色彩を使い分ける巧みさがある。
淡々と子らを眺める文章の中に新鮮な一撃をくらわすような文章が突然現れる。ふいに、何ものかが込み上げてきた。
詩人の凄みを知った。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
男手ひとつで子供たちを育てる父親の気持ちが綴られた味わい深いお話でした。お金の話とかもあって庶民的なところが共感できた。
-
3篇収録。作者の末期のもの。嵐、分配は4人の子どもたちとの生活を巡るもの。嵐では子どもたちの成長を、分配では子どもたちへの遺産の相続を描いている。私小説的な扱いでいいのだろうか。伸び支度は娘の大人への成長を描いたもの。読みやすく面白い。
この本が好きな人におすすめの本
著者プロフィール
島崎藤村の作品
本棚登録 :
感想 :
