修禅寺物語・正雪の二代目―他四篇 (岩波文庫)

著者 : 岡本綺堂
  • 岩波書店 (1990年発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (250ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003102619

修禅寺物語・正雪の二代目―他四篇 (岩波文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 修善寺物語:1919年(大正7年)。
    わが子の死すら肥やしにする、芸術家の業の凄まじさ。その血を確実に受け継いだ娘の、奔放な生き様と散り様。翁の名が示すとおり、これこそ夜叉と呼ぶのだろう。

  • 表題作の修禅寺は、源頼家が入浴中に殺害されたと言われる舞台だが、本作は面作師がその才能と技により、実は未来を予見していたことが描かれている。しかし予知の能力よりも、面作師としての貪欲な精神のほうにぞっとする。「箕輪の心中」はよくありそうな身分違いの恋だが、味わい深い。「佐々木高綱」は高綱の自己を曲げない行動が妙におかしく思えて、知らず苦笑が漏れてしまう。「能因法師」は己が歌を広めるために画策するのだが、最後のシーンも含めてぷっと噴き出してしまう展開で、「俳諧師」はその逆を行くパターン。「正雪の二代目」は攘夷論をたてに遊行三昧だったのが、自分の首をしめる結果に……。いずれも歌舞伎の脚本で、一見読みにくそうだがすらすら読めて、しかもはまる。

  • 見返し
    「新歌舞伎」をはじめ演劇界に輝かしい足跡を残した綺堂の傑作戯曲集。「修禅寺物語」は彼の声価を決定づけた出世作である。
    目次
    修禅寺物語
    箕輪の心中
    佐々木高綱
    能因法師
    俳諧師
    正雪の二代目
    解説(戸板康二)

  • 皇なつきのマンガ版「修善寺物語」もよい

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