- Amazon.co.jp ・本 (332ページ)
- / ISBN・EAN: 9784003103739
感想・レビュー・書評
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「しかし自分の中にいる極端なエゴイストに言わせれば、自分にとっては先生が俳句がうまかろうが、まずかろうが、英文学に通じていようがいまいが、そんな事はどうでもよかった。いわんや先生が大文豪になろうがなるまいが、そんなことは問題にも何もならなかった。むしろ先生がいつまでも名もないただの学校の先生であってくれたほうがよかったではないかというような気がするくらいである。先生が大家にならなかったら少なくももっと長生きをされたであろうという気がするのである。」
寺田寅彦随筆集第3巻(岩波文庫)より
『吾輩は猫である』に出てくる水島寒月君が寺田寅彦である。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
貸し出し状況等、詳細情報の確認は下記URLへ
http://libsrv02.iamas.ac.jp/jhkweb_JPN/service/open_search_ex.asp?ISBN=9784003103739 -
映画を俳諧からみる。
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「俳諧の本質的概略」はかなり重要な一節。
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http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4003103734
── 寺田 寅彦/小宮 豊隆・編《随筆集 第三巻 19480515 第1刷 岩波文庫》
http://www.aozora.gr.jp/cards/000042/files/2466_11123.html
── 寺田 寅彦《「手首」の問題 193203‥ 中央公論》
…… バイオリンやセロをひいてよい音を出すのはなかなかむつかしい
ものである。同じ楽器を同じ弓でひくのに、下手(へた)と上手(じょ
うず)ではまるで別の楽器のような音が出る。下手な者は無理に弓の毛
を弦に押しつけこすりつけてそうしてしいていやな音をしぼり出してい
るように見えるが、上手な玄人(くろうと)となると実にふわりと軽く
あてがった弓を通じてあたかも楽器の中からやすやすと美しい音の流れ
をぬき出しているかのように見える。
…… 寺田寅彦の随筆に「ヴァイオリンの演奏は、右手の弓がもっとも
重要である」とあるのは本当か、と質問されたのである。
→ 落第生は二度眠る ~ 寒月の右手 ~ 20021018-1020 改稿
http://www.enpitu.ne.jp/usr8/bin/search?idst=87518&key=%B4%A8%B7%EE%A4%CE%B1%A6%BC%EA
http://d.hatena.ne.jp/adlib/20030115
幻の《弦楽技法》 ~ 未投函書簡より ~
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請求記号:テラダ
資料番号:010692770 -
カメラをさげて、読書の今昔、俳諧の本質的概論、追憶。映画と俳諧中心。モンタージュ。立体映画の項で今の3D関連を思う。あとTのすしの食い方w
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1986.5.14
著者プロフィール
寺田寅彦の作品






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