新編 作家論 新編 (岩波文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003103944

感想・レビュー・書評

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  • 正宗白鳥ブームが個人的に到来。
    この本を手に取ったのがきっかけでした。
    このひと、明治から戦後まで活動を続けていた、かなり息の長い作家なのですが、評論がとてつもなく面白いです。というのも
    ・遠慮しない ・褒めっぱなしにしない ・貶しっぱなしにしない
    ・とにかく読んでいる ・口が悪いが悪意を感じない
    という、およそ批評にとって重要な要素を全部満たしているから。
    大家だろうと新人だろうと、友人だろうと、なんだろうと、とにかく手当たり次第。快感とも言えるでしょう。
    凄いひとがいたものですね。大好きです。こういうひと。

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著者プロフィール

正宗白鳥(1879.3.3~1962.10.28) 小説家。岡山県生まれ。東京専門学校(早大の前身)文学科卒業。キリスト教に惹かれ受洗、内村鑑三に感化される。後に棄教の態度を示すが、生涯、聖書を尊重した。1903年、読売新聞社に入社、7年間、美術、文芸、演劇の記事を担当、辛辣な批評で名を馳せる。『紅塵』(07年)、『何処へ』(08年)を刊行するや、代表的自然主義作家として遇される。劇作も多く試み、『作家論』『自然主義文学盛衰史』『など評論でも重きをなした。『入江のほとり』『人を殺したが…』『内村鑑三』『今年の秋』等、著書多数。

「2015年 『白鳥評論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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