夢の女 (岩波文庫)

著者 :
  • 岩波書店
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レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003104248

作品紹介・あらすじ

貧しい家族のため、女中奉公から商人の妾、娼妓、待合の女将へと、つぎつぎに変貌をとげる元藩士の娘お浪。境遇に翻弄されながら明治という新時代の波間を必死に浮きただよう日陰の花のあわれさを、にごりのない抒情性をたたえた文体で照らし出す。

感想・レビュー・書評

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  • 13/11/02、市川市立図書館のリサイクルブック市で手に入れる。

  • 雑司が谷霊園で墓参りしたので、永井荷風が読みたくなった。
    始めて読んだけど、静かにため息をつきたくなる。美しいとは思うんですが。

    家族って寄りかかりあってかえって苦しくなる関係にもなりかねないのかもね…。

  • 初永井荷風。
    こだわらない言葉遣いを感じる。きわどくない。無理がない。
    言いにくいことを何でもなく言える風。本当の教養の高さとか言うと気色悪くなっちゃうけど、とにかく下品にならない。
    たとえば、作中では「賤業婦」という言葉がとげにならない。
    それで、男が口を利く場面は悉く「粋」になる。登場人物のダメ男も口を利くと途端に感じ良くなってしまう。
    気障なようで厭味がない。
    (と思うけど、僕は村上春樹の会話にも厭味を感じないので、ちゃんとした人が読めば十分気障なのかも)
    物語の進行に向けてまんま繕っているのが分かるような場所でも無理がない。変な力ひとつ入ってない。
    全体的にこだわってない。豊かな語彙のあいだを奔放に泳ぎ回っているような感じがする。

  • 2012/3/23

  • 元藩士の家に生まれながら、妾、娼妓へと身を落としていくお浪。

    もう、それはそれは可哀相
    なのにどうして憧憬…

    色白美人が苦悶の表情を浮かべているのをじっとみている荷風先生?

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著者プロフィール

一八七九(明治一二)年東京生まれ。高商付属外国語学校清語科中退。一九〇三年より〇八年まで外遊。帰国して『あめりか物語』『ふらんす物語』(発禁)を発表。一〇年、慶應義塾大学教授となり『三田文学』を創刊。五二年、文化勲章受章。五九(昭和三四)年没。主な作品に『腕くらべ』『つゆのあとさき』のほか、一九一七年から没年までの日記『断腸亭日乗』がある。

「2018年 『麻布襍記 附・自選荷風百句』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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