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- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784003104422
作品紹介・あらすじ
茂吉(1882‐1953)は近代短歌の第一人者であり、日本の近代精神を体現した文学者の一人でもある。40年にわたる作歌活動によって生まれた全短歌から1688首を精選した。初期の生命感の躍動するなまの表現から、次第に複雑な人生の味わいをたたえる沈静へと移ってゆく。本歌集は、茂吉という個性あふれる作家の、精神の自叙伝でもある。
感想・レビュー・書評
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精神科医として医療に携わりながら歌人斎藤茂吉は生涯1万7千余の歌を詠んだという。旺盛な活動欲はどこから生まれたのであろうか。
好きな歌を三首あげたい。
(赤光より)
入りかかる日の赤きころニコライの側の坂をば下りて来にけり
死に近き母に添寝のしんしんと遠田のかはづ天に聞ゆる
(白き山より)
最上川逆白波のたつまでにふぶくゆふべとなりにけるかも
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赤光
あらたま
つゆじも
遠遊
遍歴
ともしび
たかはら
連山
石泉
白桃
暁紅
寒雲
のぼり路
霜
小園
白き山
つきかげ
補遺
著者:斎藤茂吉(1882-1953、上山市、歌人)
編者:山口茂吉(1902-1958、兵庫県多可町、歌人)、柴生田稔(1904-1991、鈴鹿市、歌人)、佐藤佐太郎(1909-1987、宮城県大河原町、歌人)
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