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Amazon.co.jp ・本 (356ページ) / ISBN・EAN: 9784003104446
感想・レビュー・書評
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今年(2024年)の夏にあった一括重版の対象となり、再び新刊書店でも流通するようになった本。
斎藤茂吉は大正から昭和前期に活躍した歌人であり、精神科医。芥川龍之介も彼の患者の1人だった。
幼少期の父との思い出。ドイツ・オーストリア留学中の出来事から始まり、ときに歌人として、ときに医師として、斎藤茂吉が見つめた日々がギュッと詰まった1冊だった。割と気性が荒い上に執念深い人だったみたいで、でもその要素を文字に起こすといい感じなユーモアに変わるという、魅力あふれる文章だと感じる。
個人的に印象深かったのは、島木赤彦の臨終に立ち会った際を追想した文章。静かだが仲間に対する親愛と慈愛に満ちた話だったと感じた。
編者の1人は斎藤茂吉の次男である北杜夫先生。あとがきでは父親を「雷親父に反比例して小心」とも称していたが、父子の強い結びつきを感じる文にじーんとした。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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