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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784003105320
みんなの感想まとめ
物語は、17世紀のキリスト信者を中心に展開し、寝返りや裏切り、葛藤といったテーマを深く掘り下げています。特に「和泉屋染物店」では、緊迫感が増す中での語り口や三味線の描写が絶妙に緩和剤となり、読者を引き...
感想・レビュー・書評
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「和泉屋染物店」は、進むうちに緊迫感が増していくが、語り口や三味線をはじく描写が上手く緩和剤になっていて、読ませた。
他はピンとくるものがなかったが、寝返りや裏切り、葛藤などを十七世紀のキリスト信者の置かれた背景をもとに描かれている点は興味を起こさせる。
やはり戯曲は、舞台で見たいところ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
木下杢太郎『天草四郎』は、島原の乱に関わった人々の苦悩をよく捉えている。ここは、かつて切支丹大名の有馬と小西の領地であり、一揆勢の牢人達は再び自分たちの世が来ることを望み、切支丹はこの世に天国を築くことを願った。天草四郎は一揆の総大将に祀り上げられたが、自らの非力を覚り、「どうしてわたくしに世を救ふやうなことが出来ませう」と苦悩する。切支丹の中には教えに疑問を持ち始める者もおり、「わたくしはでうすを疑ってゐるのでございます」と打ち明ける。一揆勢3万余は、幕府の12万の兵によって鎮圧された。
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