- Amazon.co.jp ・本 (265ページ)
- / ISBN・EAN: 9784003105443
感想・レビュー・書評
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日記です。痛々しくて、なかなか読み進められません。啄木の苦闘。
https://plaza.rakuten.co.jp/simakumakun/diary/201908020000/ -
昔読んだはずなのにすっかり忘れている。ローマ字ではなく現代語になっているものを、石川啄木日記というwebサイトで読んだ。中略となっているのが原文での中略なのか、web上での中略なのかがわからなかった。
妻と子を函館に残し、母を岩手の渋民に残し、本郷の下宿に一人住まいをして、原稿書きに苦しみながら出版社に勤めている時の日記である。 -
もってるはずだけど見つからんので買いなおして桑原武夫先生の解説を読んだ。桑原先生のも時代だねえ。
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岩手県盛岡市にある啄木新婚の家を、時間があったからという理由で訪れて以来、啄木、特に私生活に興味を持ち、この本にたどり着いた。
キングオブゲス文豪啄木の日記。焼いて欲しいと頼まれたのに公に晒された日記。どんなゲスエピソードが覗けるのか、我のゲスな興味をかりたてた。
が、実際は私の期待を大いに裏切ることになった。日記といえど、流石文豪。文章が情緒的で小説のよう。理性や社会性と矛盾する感情や行動は共感できる部分もある。ネットで象徴されるゲスな啄木のイメージを覆す面倒見のよい一面など垣間見れた。
読む前と読んだ後の啄木の印象が変わった日記だった。 -
【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/701564 -
◆3/7オンライン企画「その相談、あの本なら、こう言うね。F/哲学の劇場」で紹介されています。
https://www.youtube.com/watch?v=1K0qT4_6lEk
本の詳細
https://www.iwanami.co.jp/book/b249215.html -
御本人のためにも、この日記は世に出してはならなかった。
しかし世に出なければ、我々は二十五の彼の、ありのままの姿を知ることができなかった。非常に複雑なところである。
「妻に読まれたくないから」という理由であえてローマ字で表記していたこの日記を、先生の死後、奥様が読んでいた可能性があるらしい。初っ端から既に救いのない状態だが、もしそれが本当だとしたら…… -
ローマ字で書かれているという表現としての側面と内容の文学的側面と両方の意味で面白いテキストだったと思う。書き手の内側をみているようで楽しかった。率直すぎてなんどか笑ってしまった(笑) 表現としてのローマ字ってのも一考の余地はある。ただ、単純にパッと見た感じ読み難いのは事実なので、旧字体と一緒で、使うのにはそれなりの理由が必要だとも思った。
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新書文庫