卍 (岩波文庫)

  • 岩波書店 (1985年12月16日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (207ページ) / ISBN・EAN: 9784003105542

みんなの感想まとめ

禁断の愛と人間模様が織り成す物語は、読者に深い印象を残します。絶世の美女光子と園子夫人の関係を中心に、彼女たちを取り巻く人々の複雑な心理が描かれ、特に関西弁での語りが独特の美しさを醸し出しています。主...

感想・レビュー・書評

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  • すごく濃くて、最後苦しい。
    最初に、亡くなってると買いてたけど、最後そうなるとは思わなかった。

  • 谷崎潤一郎の小説はホンマにどれもこれも面白い!この作品は関西弁による語りで構成されてるんやけど、なんか関西弁が美しく感じるから不思議や。絶世の美女光子と、園子夫人による禁断の愛。そんな彼女たちを取り巻く人間模様。主人公は西宮在住で親近感持てた。

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/686834

  • これ谷崎潤一郎(作中の「先生」)が匿名の女性(「柿内園子」)からきいて文にしたんとちゃうか思うくらい生々しいが、多少のネタはあったとしてもここまで創作で書いたんやとしたら、人の想像力の範疇超えててちょっと怖い。書けいわれて誰でも思いつくようなもんとちゃうのは言わずもがな、頑張って脳味噌しぼってもここまでのもんはよう書かん。
    綿貫栄次郎の性格は本人の不幸な病気の所為であり、関わり合いたくはないが、同情はできる。徳光光子の性格は人間誰しも持ち得る自尊心や優越感が振り切れた、暴走した状態であり、これもまだ理解できる。問題は柿内園子。狂人としか思えん。とりわけ序盤のシーツ口で引き裂く場面はゾッとした。有閑階級は時間と金があるだけに成功も失敗も極端。

  • これは同性愛や、後書きにもあるように変態性欲を扱った物語。同性愛に関しては、例え同性でも、本人にとってとても魅力的であったり、憧れを抱いたりする人であれば、それが恋に変わるような感覚(あるいは恋みたいな感覚)に変化することには共感できるところがある。

    この小説に出てくるような魅惑的な美人、超美人には変わった人が多いのかもしれない。

    また、印象として、関西弁、大阪弁?が非常にきれいに思えた。柔らかい言い回し。女性がこの大阪言葉を話すと標準語よりも色っぽいと思う。

  • 終盤が、苦しい。苦しい。

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著者プロフィール

1886年(明治19年)〜1965年(昭和40年)。東京・日本橋生まれ。明治末期から昭和中期まで、戦中・戦後の一時期を除き執筆活動を続け、国内外でその作品の芸術性が高い評価を得た。主な作品に「刺青」「痴人の愛」「春琴抄」「細雪」など、傑作を多く残している。

「2024年 『谷崎潤一郎 大活字本シリーズ 全巻セット』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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