(まんじ) (岩波文庫)

著者 :
  • 岩波書店
4.17
  • (3)
  • (2)
  • (0)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 36
レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003105542

作品紹介・あらすじ

柿内園子は天王寺の技芸学校で徳光光子と知りあい、二人はやがて激しい同性愛におちいる。そして、ある事件を契機に夫の柿内も光子と…。上方言葉による女性の独白というスタイルで、女性心理の微妙な陰翳を写しとったこの長篇は、同性愛に託して人間存在の不安定性を見事に描き出している。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 谷崎潤一郎の小説はホンマにどれもこれも面白い!この作品は関西弁による語りで構成されてるんやけど、なんか関西弁が美しく感じるから不思議や。絶世の美女光子と、園子夫人による禁断の愛。そんな彼女たちを取り巻く人間模様。主人公は西宮在住で親近感持てた。

  • これは同性愛や、後書きにもあるように変態性欲を扱った物語。同性愛に関しては、例え同性でも、本人にとってとても魅力的であったり、憧れを抱いたりする人であれば、それが恋に変わるような感覚(あるいは恋みたいな感覚)に変化することには共感できるところがある。

    この小説に出てくるような魅惑的な美人、超美人には変わった人が多いのかもしれない。

    また、印象として、関西弁、大阪弁?が非常にきれいに思えた。柔らかい言い回し。女性がこの大阪言葉を話すと標準語よりも色っぽいと思う。

  • 終盤が、苦しい。苦しい。

全4件中 1 - 4件を表示

プロフィール

1886年東京生まれ。東京帝国大学国文科中退。1920年。第二次「新思潮」を創刊、「痴人の愛」「刺青」「麒麟」を発表。1960年に文化勲章受賞。1965年7月没。

「2018年 『あの極限の文学作品を美麗漫画で読む。―谷崎潤一郎『刺青』、夢野久作『溢死体』、太宰治『人間失格』』 で使われていた紹介文から引用しています。」

(まんじ) (岩波文庫)のその他の作品

Kindle版 谷崎潤一郎
(まんじ) Kindle版 (まんじ) 谷崎潤一郎
卍(まんじ) (中公文庫) 文庫 卍(まんじ) (中公文庫) 谷崎潤一郎

谷崎潤一郎の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
梶井 基次郎
谷崎 潤一郎
フランツ・カフカ
村上 春樹
ウラジーミル ナ...
三島 由紀夫
有効な右矢印 無効な右矢印
ツイートする