久保田万太郎俳句集 (岩波文庫 緑65-4)

  • 岩波書店 (2021年9月17日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (314ページ) / ISBN・EAN: 9784003106549

作品紹介・あらすじ

芥川龍之介は万太郎の俳句を「「嘆かひ」の発句」と喝破した。万太郎は「俳句は余技」とした。その無防備を装って詠み上げられた余技は、日本語での詠嘆の美しさ、表現の自在さにおいて、他の俳句の追随を許さない。国民に広く愛唱されてきた。明治末年より亡くなる昭和38年までの半世紀間の全句8000句から900句を精選した。

みんなの感想まとめ

静かな余白に人の情を宿す俳句は、季節の移ろいと人々の営みを巧みに溶け込ませています。東京下町で生まれ育った万太郎は、感傷に流れることなく淡々と事実を刻み、その筆致は読む者に自らの記憶を重ねさせ、失われ...

感想・レビュー・書評

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  • 久保田万太郎の俳句は静かな余白に人の情を宿す。東京下町に生まれ育ち芝居や小説にも筆をふるいながら彼の句は季節の移ろいに人の営みを溶け込ませた。その筆致は感傷に流れずあくまで淡々と事実を刻む。だからこそ読む者は自らの記憶を重ね失われた時間を取り戻すかのように感じる。その響きは時を越え人の心を結ぶ。

  • ”よろこびもかなしみも月にもどりけり”

  • 「"影"あってこその"形"便宜、これを、俳句の上に移して、"影"とは畢竟"余情"であるとわたくしはいいたいのである。そして、"余情"なくして俳句は存在しない。」に全く同意。ヘドバン。でもどうしたらそんなに肩肘張らんように作れんねん。水の句が美しすぎる〜

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著者プロフィール

1956年9月、静岡市生まれ。「酔眼朦朧湯煙句会」、連句「木の会」、俳誌「豈」を経て、現在「樸」代表。現代俳句協会会員、日本文藝家協会会員、国際俳句交流協会会員。句集に『イワンの馬鹿の恋』『振り返る馬』『空塵秘抄』。著書に『渾沌の恋人』、編著に『久保田万太郎俳句集』ほか共著多数。評論『余白の祭』で第23回Bunkamuraドゥマゴ文学賞受賞。句集『夢洗ひ』で第67回芸術選奨文部科学大臣賞、第72回現代俳句協会賞受賞。第9回桂信子賞受賞。

「2022年 『句集 はだかむし』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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