- Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
- / ISBN・EAN: 9784003106624
感想・レビュー・書評
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何も記憶に残っていない。
縁がない詩人なのだろう。
まあいいや。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
幼心のある詩。
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のびやかで澄んだ、観察のことば。読みやすく、読み返したくなる。
和歌以来のきれいな言葉の面影を残しつつ、中身はわがままとも言える個人の悩みであったり、異国やもっと細かいものの観察であったり、あるいは混ざり合ったりということかしら。対象を見ながら自分を見ている、というのが朔太郎同様に当てはまったりするのかしら。
「第二愛の詩集」「ノオト」より
人はいつも寂しさにおはれる (おふは走にょうに診のつくり)
どれだけ深い心の持主でも
いつも風のやうな寂しさに
すこしづつ動かされてゆく
[...]
人は寂しさの隙間に
ちひさい喜びを見出すけれど
そこに慰めの根をしばらくは置くけれど
それもやがて秋の日のうすれて移るやうに
其処をも去る
一つのかげも止めず
「寂しき都会」の「寂しき生命」
語つても語りきれない一点にまで辿りつくと
私は黙つてしまはなければならない
なぜ言へないか
自分が恐ろしいからでも
世界をこはがるからでもない
これを言つてしまつては
あとに何もないからだ
この二つの詩集が特に良い。 -
読書会の予習として。
感想は新潮文庫版に譲る。 -
特装版
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