随筆 女ひと (岩波文庫)

著者 :
  • 岩波書店
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本棚登録 : 105
レビュー : 10
  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003106648

作品紹介・あらすじ

「夏になると女の人の声にひびきがはいり、張りを帯びてうつくしくなる」。声、二の腕、あくび、死顔、そして蛇。老作家が抱き続ける「女ひと」への尽きぬ思いを、哀しみとおかしみを交えて軽やかに綴る。晩年の犀星ブームを導いた豊潤なエッセイ集。

感想・レビュー・書評

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  • 金魚ちゃんのおじさまと言ってることがいい勝負。むしろ本人か。女性のからだに夢を抱くのとは違う、そのままを美と捉えられる作者はある意味人生勝ち組だ。大真面目に二の腕を語るくだりには思わず笑ってしまいました。

  • どこを引用したらいいかわからないのでもう読んで下さいとしか。
    室生犀星の好きなところは、ユーモアがあるところ。人の笑いを誘う明け透けな表現は、彼の素直さと磨き上げられた言語感覚とそして優しさから生まれているのだと思う。読みながら、彼の鑑賞対象となる女という人種であることが誇らしかった。こんなに無垢なサービス精神のある、そしてそれを存分に引き立てる豊かな言葉たちを携えた室生犀星という作家をもっともっと知りたくなる、いとおしい随筆です。

  • 石川を旅行するにあたって読み始めた一冊。室生犀星の好色な感じやら何やら、彼の人柄が何となく分かった気がする。文章としては、難しい表現や語法はないものの読みにくく、苦労した。室生犀星の、蛇への執着、その所以は一体。

  • 女ひとに対する室生犀星の可愛らしい下心がいい。二の腕の美しさについて延々と語るのがいい。―女の人というものはどこかに美点の幾つかをかくしているものであって,虫も殺さぬやさしい性質の人が恐るべき偉大な足をかくしていることに,たくさんの例があった(「為すなきことども」より)。

  • エロいぞ、犀星。

  • 最初、読みづらい部分もあるけれど、どんどん面白くなる。
    プっと笑える文章と、鋭い視点がさわやか。

  • 金沢で買って帰りに読んだ。が、途中で飽きてしまった。

  • 淡々とエロいぞ、室生犀星。
    女の人の手とか二の腕について言及してる文章は、本当にしつこいほどエロい。

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著者プロフィール

1889年(明治22)生まれ。本名照道。俳号は魚眠洞。1902年、金沢市立長町高等小学校中退。裁判所に給仕として勤めながら俳句、詩作を始める。抒情詩人として名をあげ、戦後は小説家として活躍した。1962年(昭和37)死去。代表作に詩集『愛の詩集』『抒情小曲集』、小説『幼年時代』『性に目覚める頃』『あにいもうと』『杏っ子』、評論『わが愛する詩人の伝記』など。

「2018年 『新しい詩とその作り方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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