羅生門・鼻・芋粥・偸盗 (岩波文庫)

著者 : 芥川竜之介
  • 岩波書店 (2002年10月16日発売)
3.67
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  • 57レビュー
  • Amazon.co.jp ・本 (182ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003107010

作品紹介

王朝末期の荒廃した都を舞台に展開する凄惨な人間絵巻「羅生門」、師漱石も賞賛した、長い鼻を持つ禅智内供の内心の葛藤「鼻」、芋粥に異常な執着を持つ男「芋粥」、女をめぐる盗賊の兄弟の確執「偸盗」。いずれも『今昔物語』『宇治拾遺物語』などに素材を得たもので、芥川王朝物の第一冊として編集。

羅生門・鼻・芋粥・偸盗 (岩波文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 羅生門;1915年(大正4年)。
    凄み、というのだろうか。劇的な事件も、激しい感情表現もないのに、このインパクト。死体の描写より、突き放すような終わり方の方に、表現しがたい薄気味悪さを感じる。

  • 芥川の王朝物4編。
    『今昔物語』『宇治拾遺物語』に素材を得た物語。情景がリアルに浮かぶような描写力。人間とは、みたいな教訓もちらりと覗く。
    『偸盗(ちゅうとう)』は、よく理解できなかった。

  • 文章のリズムや強弱のつけ方が本当に上手いと思いました。物語を進める部分と心情や風景を細かく描写する部分の書き分けが凄まじかったです。
    一番面白かったのは『偸盗』。芥川本人は気に入っていなかった作品のようですが、物語の進め方が上手いと思いました。

  • 羅生門と鼻は内容知ってるから飛ばした。
    私にはまだ早い本だったが、大体の流れは読めた。
    偸盗は初めはただの生臭い話だと思っていたが、読み進めていくうちに面白くなってきた。
    一人一人のキャラが濃くて、誰も良い人でないし誰が裏切るかは分からない仲間同士の話。
    うまく表現できないが、一人一人思うことが違い、こんなにも仲良くなれないものかと少しもどかしいが、解決したわけでもないのに最後はスッキリした。羅生門の時代背景と同じだなぁと思った。
    芋粥は、己の欲だけで動くと良い意味でも悪い意味でも思いもよらないことが起きていて、気をつけたいと思った。芋粥が食べたくなった。

    芋粥の伝えたいこと・意味が分からなかったので、漫画の方を読んでみた。
    解釈の仕方は何通りもあると思うので、どれが正しいとかはないと思うが、とてもすっきり読み終われた。
    芋粥を食べたいと思っていたのは確かだったが、その理想を想像する時間が大好きだった・大切な時間だと分かった五位はその時間を無くしたくなくて、食べたくないと思ったのだと解釈できた。

  • 王朝物語を題材にした小説を集めたものです。王朝短編は最高です。

  • よくできました。

  • チビ1号、市立図書館にて

  • 155

    2016年では32冊

  • 時代劇風のダークなおとぎ話。人間のほの暗い感情が描かれているのももちろん、時代設定の描写も細かい。やはり太宰治よりも暗め。しかし、『偸盗』では意外にも人々が入り乱れるバトルシーンがあったり。

  • 『偸盗』がいちばん心に残った。言葉にするのが難しいが、人間の生々しい心の動き。登場人物も、太郎次郎沙金お爺、、、などそれぞれがそれぞれドラマを抱えていて立体的な話だった。また、都のすさみの描写がよくできていて、気味悪さが際立っていた。
    文学的な評価は低いようなのだが、僕にとっては印象深い話だった。

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