小説永井荷風伝 他三篇 (岩波文庫 緑 71-6)

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  • Amazon.co.jp ・本 (311ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003107164

作品紹介・あらすじ

佐藤春夫は、荷風の文壇登場からその死まで、その人と文学に深い理解と共鳴を持ち続けた。「小説永井荷風伝」は、長く荷風に親炙した春夫による様々な回想と的確な批評が一体となった数ある荷風評伝中の代表作、今なお荷風文学への最良の道案内である。

感想・レビュー・書評

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  • 永井荷風の作品を読んだことのない状態で読んでしまったのだけれど、作者がいろいろ解説してくれているので興味が湧いた。確かに入口としてもいいと思った。
    荷風の生き方は共感できる気がする。

  • なんでこの時代はこんな好き勝手に生きられるんだーといつもながらに思う。
    ぼんぼんだからといってこんなにのらりくらり生きていけるものなんだろうか。とはいえ、色欲甚だしいので、男としての色気もわきまえていた反面、女の弱さを見せるタイミングとかにも相当厳しそうな気がする。
    佐藤春夫の描き方が郷愁ある感じでいい。

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著者プロフィール

さとう・はるお
1892(明治25年)~ 1964(昭和39年)、日本の小説家、詩人。
中学時代から「明星」「趣味」などに歌を投稿。
中学卒業後、上京して生田長江、堀口大學と交わる。
大正2年、慶応義塾を中退、
大正6年、「西班牙犬の家」「病める薔薇」を発表し、
作家として出発。
「田園の憂鬱」「お絹とその兄弟」「都会の憂鬱」などを
発表する一方、10年には「殉情詩集」、14年「戦線詩集」を刊行。
17年「芬夷行」で菊池寛賞を受賞。23年、芸術院会員となり、
27年「佐藤春夫全詩集」で、29年「晶子曼陀羅」で
それぞれ読売文学賞を受賞し、35年には文化勲章受章。
小説、詩、評論、随筆と幅広く活躍。

「2018年 『奇妙な小話 佐藤春夫 ノンシャラン幻想集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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