淫売婦・移動する村落 他5篇 (岩波文庫)

  • 岩波書店 (1954年1月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (228ページ) / ISBN・EAN: 9784003107225

みんなの感想まとめ

社会的弱者の視点を鮮やかに描いた短編集で、プロレタリア文学の本質を理解する手助けとなる作品です。内容は一部難解な箇所もありますが、短編形式なので読みやすく、初めてプロレタリア文学に触れる方にも適してい...

感想・レビュー・書評

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  • 「プロレタリア文学」たる所以のわかりやすい作品。
    内容がわかりにくいところもあり、また検閲で消された文言もあるが、私としては短編で読みやすく初めて読むプロレタリア文学作品としてはちょうどよく感じた。

  • 淫売婦、セメント樽は強く印象に残る。移動する村落は世界観に馴染めなかった。わかりやすく争議があるわけでもなく、搾取の構図も見えづらい。それが狙いの作品かもしれないが、自分としては解説だけ読んで再読はしないかも。

  • プロレタリア文学といわれる作品群のうち、手にしたことがある作家は彼のみだが、自分の立ち位置を省みて、「やはり、ここだ」と思わせてくれるテーマ。

    一方で、自身の生活と登場人物たちの生活とが、時代も環境も大きく異なっていることも事実。主人公に真に感情移入できているのだろうか、どこかお伽噺として受け取っていないだろうかという問いかけを忘れないためにも、これからも読み返していきたい。

  • 小林多喜二に影響を与えたプロレタリア文学作家の短編集。
    表記が読みにくくて仕方が無いが内容は鳥肌が立つほど社会定期弱者に暗いスポットを当てている。
    移動する村落などは何ともいえない読後感。

  • プロレタリア文学

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著者プロフィール

1894年福岡県生まれ。早大高等予科除籍。海員生活を経て、労働争議を指導。1923年名古屋共産党事件で検挙され、刑務所内で「海に生くる人々」「淫売婦」を執筆。小林多喜二と共に日本プロレタリア文学の双璧と評されたが、体制支持へ傾き満州開拓に関わる。45年、中国で死去。

「2008年 『セメント樽の中の手紙』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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