日輪・春は馬車に乗って 他八篇 (岩波文庫 緑75-1)

著者 : 横光利一
  • 岩波書店 (1981年8月16日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (300ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003107515

日輪・春は馬車に乗って 他八篇 (岩波文庫 緑75-1)の感想・レビュー・書評

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  • 「蠅」
    高校二年の現代文で扱い、強く印象に残っていた。
    儚い命、哀しい運命。
    なんども読み返すほど大好きな作品。

    「春は馬車に乗って」
    タイトルが秀逸。
    春になるまえに読みたくなる。

  • 新感覚派の作家、ということでどんなものなのかと読んでみました。どうも現代の人間としてはああいう比喩の文体に馴染みすぎていて、抜粋とかで紹介されていないと気付かなかったです。

    読んで特に気に入ったのは、春は馬車に乗ってです。病気の妻を看病する話なのですが、これは作者自身の経験から書いたもののようです。看病した時のことを思い出します。少しでも安らかになるように、色々としてあげたくてやるんですけど、本人にいいっていわれてしまうんですよね。死にゆくものを看取る時の静かな空気が流れています。
    もう助からないと医者に言われて、春が来て、花束を抱えて目を閉じて終わる。こういうのなんだか文学的だなと思いました。

  • 表題作の日輪は何だかよくわからなかったし読みづらかったが機械、春は馬車に乗って(題名だけで満点)は結構好きだった。機械はほぼ句読点も改行もなく続いていく感じが女生徒ぽくってカッコ良い。読みづらいけど。春は馬車に乗っては、「この花は馬車に乗って、海の岸を真っ先に春を撒き撒きやってきたのさ」なんて台詞が最後にあり、それだけで素敵ってなった。が、素敵ポイントはそこだけで、後は暗い話である。

  • 横光利一という名前も作品も全く知らず、知人に勧められて読んだ。おすすめされたのは『蠅』だったけど、それ以外の作品もそれぞれ違った味があって、いろいろなことを試みながら書いたのだろうなと感じた。
    題材としては古代を書いた『日輪』が面白いかなと思ったが、文章の感じは『火』や『赤い着物』が好きだった。『御身』もそうだが子供の出てくる作品が印象に残った。

  • この、短編集はとても濃くて面白い。横光利一さんは、かなり花の名前にも詳しい。文もロマンチックだったり、急に化学の話だったり。中々面白い。ただ、日輪の漢字が難しすぎて、1ページ調べるだけで、10分近く掛かる。「日輪」は解説の通り、力が入ってる気がする。

  • 花園の思想の最後が良かった……

  • 「日輪」だけ挫折。「花園の思想」泣けるわー

  • 『御身』『赤い着物』『ナポレオンと田虫』『機械』『日輪』など名作揃いだった。

  • 新感覚派とは良く言ったものだ.横光独特の感性が胃に染みる.
    「笑われた子」「御身」「春は馬車に乗って」「機械」などは非常に優れた短編で,カミュやヘミングウェイの短編とは全く違ったおもしろさがある.
    横光が戦争のせいで書けなかったのは本当に残念.

  • 教科書で読んだ“蠅”が印象的だが、“春は馬車に乗って”がじーんとくる。

    男の人は看病ってどんな気持ちでするんだろう。
    死に際に拗ねたりされるとどうしたらいいかなとか、考えるかな。

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