伊豆の踊子・温泉宿 他四篇 (岩波文庫)

著者 : 川端康成
  • 岩波書店 (2003年9月18日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003108116

作品紹介

旧制第一高等学校に入学した川端康成(1899‐1972)は、1918(大正7)年秋、初めて伊豆に旅をして、天城峠を越えて下田に向かう旅芸人の一行と道連れになった。ほのかな旅情と青春の哀歓を描いた青春文学の傑作「伊豆の踊子」のほか、祖父の死を記録した「十六歳の日記」など、若き川端の感受性がきらめく青春の叙情六篇。

伊豆の踊子・温泉宿 他四篇 (岩波文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 川端康成自身が短編を選び、解説を加えたもの。
    以下の感想以外の短編も目を通しましたが、
    言い回しや、歴史背景などがよくわからず、挫折しました・・・。

    ☆伊豆の踊子
    自分が孤独根性で歪んでいると、反省を重ね、
    その憂鬱に堪えかねず旅をしたが、
    旅で出会った踊子がとても純粋で可憐であり、
    恋愛ともまた違う好意が芽生え、
    主人公を心身ともに清らかな気持ちにさせてくれた。

    読んでいて、きれいなきもちにさせてくれると思いました。
    今のロリコンとかと通じるものがあるのかなぁ。
    いや、そんなことは無いはず!
    描写がとても美しかった。。

    ☆春景色
    絵かきとその恋人が田舎で生活をする様子を、景観の描写を豊かにして書いている。

    ほのぼの日記。

    ☆青い海 黒い海
    第一の遺言
    きさ子と婚約出来ず、熱病にうなされた時、りか子に呼びかけてもらった。
    第二の遺言
    りか子との無理心中。二人でみた黒い海はりか子がしんだ後青い海だった。
    作者の言葉
    それぞれの遺言の解説

    死と恋の描写がとてもダイナミックに感じられる作品。場面が激しく変化し、恐怖や、儚さを感じ、最後にはちょっとした切なさが心に残った。

  • 主語がわかりにくいのは川端作品の特徴なんだろうか。

  • 様々な名作を読み続けたく、手に取った。
    読んだばかりだが、再読をしてみたい。

  • 「伊豆の踊り子」
    有名な作品ですよね。若い頃の作品だったとはびっくりしました。伊豆の地名とかが出てきて風景が浮かびます。

  • 岩波文庫は「十六歳の日記」「招魂祭一景」「伊豆の踊り子」「青い海黒い海」「春景色」「温泉宿」の六篇。
    川端自身によるあとがき。

    新潮文庫は「温泉宿」「抒情歌」「禽獣」並録に三島のあとがき。こんなもん(←失礼)まで上手い・・・のが三島の三島たる所以かしらん。

    岩波の6編は川端が自分でセレクトしたって言ってますが、新潮のは誰のセレクトなんだろう。

    ■温泉宿
    「夏逝き」「秋深き」「冬来たり」の3章から成るこの作品、「春景色」と一つにして春夏秋冬と揃えればきれいだろうに、と思うのは素人のアカサタナなんでしょうかねえ。ま、ちょっと無理があるかしらん。

    「夏逝き」の冒頭をご紹介〜
    ”彼女等は獣のように、白い裸で這い廻っていた。
    脂肪の円みで鈍い裸達−ほの暗い湯気の底に膝頭で這う胴は、ぬるっこい粘っこい獣の姿だった。”
    白い鉄に例えられる娘の裸体、ってのも、圧倒されます。

  • 情景描写の美しさ。

  • こないだ河津・下田へ行ったばかりだったので読みたくなった「伊豆の踊子」だけ読んであとは積ん読。

    ”下田の港は、伊豆相模の温泉場なぞを流して歩く旅芸人か、旅の空での故郷として懐かしがるような空気の漂った町なのである。” っていうフレーズ、心と体にじわーんと染み渡りました。

  • 登場する女性たちが非常に上品でキレイなのが印象的であり、谷崎とはまた違った女性の描き方だな、と感じさせる。

  • 昔、伊豆へ旅したときの風景や空気を思い起こしながら読みました。
    仄かで優しい人と人とのつながりが丁寧に表現されていて、決して大団円というわけではないラストシーンにも、なにか清々しい印象。
    「旅は道連れ」を地で行く物語ですが、現代ではなかなかあり得ないよなあと思うと、少し寂しい気持ちになりました。

  • 展示中 2014.9~

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