抒情歌/禽獣 他五篇 (岩波文庫)

  • 岩波書店 (2005年1月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784003108123

みんなの感想まとめ

独特な語り口で描かれる世界観が魅力の作品は、仏教や香水、死後の世界といったテーマが交錯し、読者に深い印象を与えます。「抒情歌」では、女性の一人称視点が美しく表現され、独特のリズムと感性が際立っています...

感想・レビュー・書評

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  • 「抒情歌」のだらだらした女性の一人称語りは超お勧めです。なんだか不思議な語りなのです。仏教・香水・死後の世界がない交ぜになる美しい世界が描かれています。

  • 未来予知ができる女性が主人公
    物語の構成が女性の恋愛を最後から初めに向かって描写されている
    その間に主人公の死生観や輪廻転生への想いがつづられている
    ある種のミステリでもある

    若く美しく清楚な女性の品の良い一人称でお話がすすむ
    宗教観を映す文献もいくつか出てくるが
    主人公の、「アネモネの花に生まれ変わりたい」というのが可能性が無限ですてきだと思った
    ドラマチックな恋愛譚でありつつ、愛と恋はどんな来世を迎えるのかという題材もかたられていて、…それもいいかも、と思ってしまった

  • 伊豆の踊り子ぶりの川端やすなり

  • 三島由紀夫は「禽獣」の事を評して川端文学の読者にとって二読三読すべき川端文学の要素が詰まった作品だと言った。で一読目の感想、わけ分からん。ということで機会のある時に読み直してみようと思います。
    「抒情歌」は女性の一人称に定評のあった作者の才能が生かされた美しい小品。

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著者プロフィール

一八九九(明治三十二)年、大阪生まれ。幼くして父母を失い、十五歳で祖父も失って孤児となり、叔父に引き取られる。東京帝国大学国文学科卒業。東大在学中に同人誌「新思潮」の第六次を発刊し、菊池寛らの好評を得て文壇に登場する。一九二六(大正十五・昭和元)年に発表した『伊豆の踊子』以来、昭和文壇の第一人者として『雪国』『千羽鶴』『山の音』『眠れる美女』などを発表。六八(昭和四十三)年、日本人初のノーベル文学賞を受賞。七二(昭和四十七)年四月、自殺。

「2022年 『川端康成異相短篇集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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