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- Amazon.co.jp ・本 (211ページ)
- / ISBN・EAN: 9784003108314
作品紹介・あらすじ
中野重治の詩は、日本の抒情の系譜とふれあう哀歓の情緒を盛った抒情詩にはじまり、革命運動のなかでの自己の変革を経て、燃え上る「憤怒」を鋭い感性を通して歌いあげるに至る。本書はこうした詩人の歩みのすべてを収め、各版本にみずからよせた文章も併せて収録した定本詩集である。 (解説 松田道雄)
感想・レビュー・書評
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プロレタリア文学の詩人として名高い中野重治だが、作風が初期より次第に変化しているように思う。「雨の降る品川駅」が代表作という。当作品は惜別の歌だが、完成度が高く、中野が鋭敏な感性の持ち主だということが分かる。
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駅のホームと曇り空。優しさと物悲しさと攻撃性の高さ。味方を思い、敵は徹底的に叩きのめそうとする強い意志。自分はこの方の詩が、本当に好きだ。
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『おまえは歌うな』から始まる「歌」など収録。ブロレタリア詩ということで、他の詩とは違うメッセージ性があるものがほとんど。どうしても、当時の背景や訴えたいことについて考えさせられる。
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水辺を去る
ぼろきれ
日々
掃除
法律
やつらの -
品川駅・・・
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