- 岩波書店 (2024年9月18日発売)
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感想 : 17件
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Amazon.co.jp ・本 (302ページ) / ISBN・EAN: 9784003109090
作品紹介・あらすじ
「富士には月見草がよく似合う」――表題作「富嶽百景」ほか、昭和12~15年発表の8篇を収める。新たな文体〈女がたり〉を用いた「燈籠」や「女生徒」「葉桜と魔笛」、森鴎外の翻訳を用いて創作の舞台裏を明かす「女の決闘」など、『晩年』刊行後のスランプを克服し、〈再生〉へと向かっていくエネルギーを感じさせる。
みんなの感想まとめ
多様な視点から描かれる人間関係や心の動きを通じて、豊かな感情を呼び起こす短編集です。特に「富嶽百景」では、風景との関わりを通じて心の変化が描かれ、最後のユーモラスな場面が印象的です。太宰治の独特な文体...
感想・レビュー・書評
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学生の頃、好きだった太宰治。「生まれてきてすみません」の太宰も、「女ことば」を駆使して瑞々しい女性心を書く太宰も、こじゃれたイタズラっぽい太宰も全部魅力的だ。
太宰を読んでいると、太宰をこよなく愛し、桜桃忌を忘れない学生時代の友人が目に浮かぶ。
この短編集の『富嶽百景』が一番読みたかった。
最初は否定していた風景も、人との交流で心持ちが変わって風景の見え方が変わってくる。極め付けは、最後の場面。「シャッタア切ってくださいな。」と頼まれてからの描写が可笑しい。大きい富士と赤い外套を着ている罌粟の花二つ、さあどんな写真になるのやら。
「富士はよくやっている」と富士山を褒めるところも太宰らしい。
『畜犬談』も好み。犬の悪口を散々言っておきながら、だんだん情が移っていく話。ひねくれて恥ずかしがり屋だけど、その実優しい。
「面目無げに、首を垂れ、私の視線をそっとそらした。」犬との交流とは思えない描写!これが太宰治なのか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
高校時代読み漁った新潮文庫には、確か収録されていなかった、「畜犬談」を読みたくて購入しました。
太宰治の文章は、かわいくて、とくに「へんに」という言葉の使い方が本当に大好き。
大人になってから読む富嶽百景が特に良かった。次は津軽を再読したい!! -
友達から「女生徒」をすすめられたので読んでみた。太宰治さんってこんな話を書く人だったんだ。「畜犬談」とか「皮膚と心」とか、かわいい話でびっくりしてしまった。他の話も読みたくなりました!
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太宰治って、イケメンでモテたけど仕事はさぼりがちで浪費ぐせのある、ダメ男だったんだろうな。本作品とは関係ないけれど。
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太宰治ってこんな人だったの?すごいこんな明るい短編あるんだ!とびっくりしてしまった。
「女生徒」は文章が本当に少女が書いたかのようにみずみずしい内容で、一緒にすごしているかのように楽しむことができた。 -
とにかく犬が嫌いな主人公を描いた短編小説。
ユーモラスで読みやすい作品です。
【中央館3F-文庫・新書 080/IB/G90-9】 -
【本学OPACへのリンク☟】
https://opac123.tsuda.ac.jp/opac/volume/720178
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著者プロフィール
太宰治の作品
