中原中也詩集 (岩波文庫)

著者 : 中原中也
制作 : 大岡 昇平 
  • 岩波書店 (1981年6月16日発売)
3.80
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  • 本棚登録 :741
  • レビュー :90
  • Amazon.co.jp ・本 (509ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003109717

作品紹介・あらすじ

中原を理解することは私を理解することだ、と編者はいう。こうして飽くなき詩人への追求が30余年にわたって続く。ここにその成果を総決算すべく、中也自選の『山羊の歌』『在りし日の歌』の全篇と、未刊詩篇から60余篇を選んで一書を編集した。読者はさまざまな詩に出会い、その底にある生の悲しみに心うたれるに違いない。

中原中也詩集 (岩波文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 久々に再読。詩人というのは基本的にメランコリックでアンニュイなものだけど、中原中也はその中でも結構キャッチ―というかポップというか、「汚れつちまつた悲しみに」「思へば遠くに来たもんだ」などのフレーズに代表されるように、あまり難解だったり尖がっていたりしないところがいいですね。個人的には「北の海」がとても好きです。海にゐるのは、あれは人魚ではないのです。これだけは暗誦できる。

  • 中原中也には希望がない。読むんじゃなかった。太宰のような、照れ由来の諧謔もない。このふたり、犬猿の仲だったようで。もっとも、太宰はへらへらしてたんだと思う。同時代の詩人として、感じていることは同じだったと思う。中原が「もうだめだ、悲しい」という諦めの詩を書くところを、太宰は「それは桃の花のようだ」という。

    以下、wikiからの引用。

    中也は酒癖の悪さで知られ、同席した太宰治に対し「お前は何の花が好きなんだい」と訊ね、太宰が泣き出しそうな声で「モ、モ、ノ、ハ、ナ」と答えると、「チエッ、だからおめえは」とこき下ろした。


    やっぱり、太宰がいいのでしょう。

  • 有名なのになかなか読む機会がなく、30近くなってから読んだ。
    読んだ印象は漢字がとても魅力的に使われている、ということ。
    思い出すと気分が高揚するような詩もあって、もっと深く読みたい詩人である。

  • 「山羊の歌」には若者に特有のどこか気どった哀しさがあります。「在りし日の歌」は、子を亡くしたことへのストレートな哀しさが表出されています。
    中也の作品は多感な学生の必須アイテムみたいに思われていますが、むしろ逆に、幼子を持つ親にこそ訴えるものが目立ちます。
    頑是ない歌・月夜の浜辺・また来ん春・正午・春日狂想・夏の夜の博覧会はかなしからずや・初夏の夜に

  • かなしいね。と言える人

  • <情報学部 3年 N>

    企画コーナー「わたしの本棚」(2Fカウンター前)にて展示中です。どうぞご覧下さい。
    展示期間中の貸出利用は本学在学生および教職員に限られます。【展示期間: 2013/4/16-5/31まで】

    湘南OPAC : http://sopac.lib.bunkyo.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=1336219

  • 深い孤独と悲しみ。
    夜に読んでたら寝れなくなった。

  • ただひたすら涙していた。当時の心境に影響を受け感傷に浸っていただけだけれど。
    なんとまあきれいに心に寄り添う詩を書くものか。わざとらしささえ感じるような。徹底されずに折れていく思いよ。

  • 詩集は読んでるといつの間にか眠ってるから、気が向いたときに二三編読んでみるというのを昔から繰り返しているので、生きてるうちに全部読み終わりたいなあというスタンスで読んでる。

    中原中也の詩はどこか童話的だけど、痛々しい感じが好きです。
    どんな風に脳味噌ひっくり返したら、こんなメランコリックでドキッとするような擬音語が出てくるんだろう……。リズム感も素敵。
    言葉の選択の秀逸さに鳥肌が立ちます。

  • 身につまされる。解らないなら解らなくても佳い。

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