中原中也詩集 (岩波文庫 緑97-1)

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  • 岩波書店 (1981年6月16日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (528ページ) / ISBN・EAN: 9784003109717

みんなの感想まとめ

詩の世界に浸ることができる作品で、特に短歌も収められている点が魅力的です。中原中也の詩には、独特のうねりや感情が込められており、特に『冬の日の記憶』の最後の一節は、呆気ない余韻を残します。彼の作品には...

感想・レビュー・書評

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  • 詩人として有名な方ですが、短歌も載っています。至るところでうねっているような、そんな詩が多い気がします。
    『冬の日の記憶』がお気に入りです。最後の一節で全てが呆気ないような感じになっています。

  • 中原中也には希望がない。読むんじゃなかった。太宰のような、照れ由来の諧謔もない。このふたり、犬猿の仲だったようで。もっとも、太宰はへらへらしてたんだと思う。同時代の詩人として、感じていることは同じだったと思う。中原が「もうだめだ、悲しい」という諦めの詩を書くところを、太宰は「それは桃の花のようだ」という。

    以下、wikiからの引用。

    中也は酒癖の悪さで知られ、同席した太宰治に対し「お前は何の花が好きなんだい」と訊ね、太宰が泣き出しそうな声で「モ、モ、ノ、ハ、ナ」と答えると、「チエッ、だからおめえは」とこき下ろした。


    やっぱり、太宰がいいのでしょう。

  • 有名なのになかなか読む機会がなく、30近くなってから読んだ。
    読んだ印象は漢字がとても魅力的に使われている、ということ。
    思い出すと気分が高揚するような詩もあって、もっと深く読みたい詩人である。

  •  久世光彦/著『美の死』(https://booklog.jp/users/kotanirico/archives/1/4480421874)で、中原中也の存在がかなり大きく扱われていたのが印象に残り、いつか読んだ詩集のページをもう一度開いてみた☆

     詩。ただただ味わい「何となく好きだな」だけで完結してもいいのかもしれない。手をつけ始めてしまったけれど、詩を解釈する、解釈しなくても詩について何かを申す、という行為は、すべて無粋な気がして悲しい。

     哀惜の念や喪失感、それでも生きていく悲しみに満ちた中原中也の詩。というイメージが強かったのだけど、それは晩年の作風だったよう。リズミカルでパンチが効いていて、ダダダダ……と心地いい響きで既成概念を打ち壊していく、不思議と否定が気持ちいいという、若さのある詩も魅力的。

     それにしても、「汚れっちまった悲しみに」「山羊の歌」「サーカス」……もはや書くまでもない域にあることだけれども(って書いてるけど★)、とにかく泣けてくる素晴らしさ。この人は芯から詩人でした。読んでいて悲しくなるほど、永遠の詩人だった。
     圧倒的な純度の高い言の葉に、本を開くたび、はっとしてしまう。何回目でも初めての時みたいな痛みをおぼえる。

     自分では汚れちまったと言ってますし、彼を汚そうとした者たちもいたのだろうけれども、私は、いためつけられても絶対に中原の精神は汚されなかったと感じます。汚される前に自分からボロい黒マントを選んで被るような、知性に貫かれた痛みがありそうです★
     素直に何かに汚されるより、決然として多くのことを拒否して汚されない道のほうが、はるかに過酷なんじゃないかと思う。

     本当はこのように、綺麗すぎて傷ついても回復しない本だけを、棚に置いておけたらいいのかもしれません☆ しかし、たくましく生きなければならない自分には無理なのだな。
     他人の悪意や偽りやでたらめのなか、生き延びる浅ましさがたくましさならば、ひたすら感じながら死んでいく文系天才の澄んだ闇と、しみる冷たさこそ凄い。

  • 「人は生まれながらにして罪を持つ」これがキリストなら、中原中也は「人は生まれながらにして悲しみを持つ」になる。
    悲哀は美しさに変わる。

    身近な死というものは同じ季節を二度と巡らせない。

    天才は短命だ。
    ずっと読んでいられるほど、テンポが良い。

  • 学生時代に知った中也を改めて読んだ

    とんでもない、紛れもなく天才だと思った どこがどうという、文学のことは私はよく分からないが、言葉遣いのセンスがとんでもないのだった

    読んでいくと、記憶の中にあまりにも残るフレーズ、あれは震災後の春に家のたつのを見れば「はるかぜ」の一節が頭に浮かんだりと、あまりにも自分とともにあった中也を感じるのである

  • 理解は難しいものの感じらことは出来た

  • p.2013

  • 朝ドラでも読まれていた中原中也の詩はなんだかんだで初めてで。

    触れる機会も増えればまた自分の中に落ちていくのだろうか。

  • 【紙の本】金城学院大学図書館の検索はこちら↓
    https://opc.kinjo-u.ac.jp/
    図書館・請求記号 911.5/N33/6/B1

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/700913

  • 詩集初心者、初めに中原中也を選びました。
    正直に言うと難しかった!
    当たり前だけどやっぱり詩だし、抽象的だし、授業みたいに解説してくれる先生もいないし。でも、心に残し続けたいと思った。難しいから匙を投げるんじゃなくて、もっと時間をかけて理解していきたい。

  • 好きだったのは、
    サーカス、汚れつちまつた悲しみに、湖上、また来ん春、春日狂想、山羊の歌の無題が特に好きだった。

  • 「山羊の歌」には若者に特有のどこか気どった哀しさがあります。「在りし日の歌」は、子を亡くしたことへのストレートな哀しさが表出されています。
    中也の作品は多感な学生の必須アイテムみたいに思われていますが、むしろ逆に、幼子を持つ親にこそ訴えるものが目立ちます。
    頑是ない歌・月夜の浜辺・また来ん春・正午・春日狂想・夏の夜の博覧会はかなしからずや・初夏の夜に

  • 久々に再読。詩人というのは基本的にメランコリックでアンニュイなものだけど、中原中也はその中でも結構キャッチ―というかポップというか、「汚れつちまつた悲しみに」「思へば遠くに来たもんだ」などのフレーズに代表されるように、あまり難解だったり尖がっていたりしないところがいいですね。個人的には「北の海」がとても好きです。海にゐるのは、あれは人魚ではないのです。これだけは暗誦できる。

  • かなしいね。と言える人

  • <情報学部 3年 N>

    企画コーナー「わたしの本棚」(2Fカウンター前)にて展示中です。どうぞご覧下さい。
    展示期間中の貸出利用は本学在学生および教職員に限られます。【展示期間: 2013/4/16-5/31まで】

    湘南OPAC : http://sopac.lib.bunkyo.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=1336219

  • 深い孤独と悲しみ。
    夜に読んでたら寝れなくなった。

  • ただひたすら涙していた。当時の心境に影響を受け感傷に浸っていただけだけれど。
    なんとまあきれいに心に寄り添う詩を書くものか。わざとらしささえ感じるような。徹底されずに折れていく思いよ。

  • 詩集は読んでるといつの間にか眠ってるから、気が向いたときに二三編読んでみるというのを昔から繰り返しているので、生きてるうちに全部読み終わりたいなあというスタンスで読んでる。

    中原中也の詩はどこか童話的だけど、痛々しい感じが好きです。
    どんな風に脳味噌ひっくり返したら、こんなメランコリックでドキッとするような擬音語が出てくるんだろう……。リズム感も素敵。
    言葉の選択の秀逸さに鳥肌が立ちます。

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著者プロフィール

詩人・歌人・翻訳家。旧姓は柏村(かしむら)。代々開業医である名家の長男として生まれ、跡取りとして医者になることを期待されていた。小学校時代は学業成績もよく神童とも呼ばれたが、8歳の時、弟が脳膜炎により病死したことで文学に目覚めた。中也は30歳の若さで死去したが、生涯で350篇以上の詩を残した。その一部は、結婚の翌年刊行した第1詩集『山羊の歌』および中也の死の翌年出版された第2詩集『在りし日の歌』に収録されている。訳詩では『ランボオ詩集』や、数は少ないがアンドレ・ジイドの作品などフランス人小説家の翻訳もしている。日本大学予科、中央大学予科などを経て東京外国語学校(現在の東京外国語大学)専修科仏語部修了。

「2025年 『女声合唱とピアノのための 中原中也の詩による3つの歌』 で使われていた紹介文から引用しています。」

中原中也の作品

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