中谷宇吉郎紀行集 アラスカの氷河 (岩波文庫)

著者 :
制作 : 渡辺 興亜 
  • 岩波書店
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本棚登録 : 46
レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (370ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003112434

作品紹介・あらすじ

雪の博士として世界的にも知られる中谷宇吉郎は、満州、樺太、アラスカ、ハワイなどを訪れ、寒冷地の自然、人々の暮し、各地での研究の様子を記した。最後に病をおして赴いたグリーンランドでの研究は、後の極地調査に受け継がれるものである。

感想・レビュー・書評

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  • 極寒の地の色彩、自然描写がすばらしい。
    雪の研究の第一人者、中谷宇吉郎の紀行集。
    ユーモア溢れる文体は、さらっと読めて笑いを誘う。
    トイレから出てシロクマとばったり!
    笑い事じゃないけどおもしろい。
    <手書きPOPより抜粋>

  • 請求記号:452.9ナ
    資料番号:010750107
    氷の結晶は、主軸の方向には石のように硬く、それと直角の方向には、水あめのように軟らかいのです。

  • 中谷宇吉郎(1900-62)の氷雪研究(おもにフィールドワーク)の随筆集です。32歳で雪の研究をはじめ、その4年後には人工雪の生成に成功、38歳ぐらいから執筆活動、40歳ぐらいからフィールドワークも始め、この本にあるだけでも、サハリン、シベリア、満州、アラスカ、カリフォルニア、ハワイ、グリーンランドなどに長期滞在し、果ては北極海を漂流する氷河(氷島)にも降り立っています。すさまじい研究意欲と実行力です。この本だけ読むと、物理学者というよりは冒険家です。その文章から漂う高い教養とある種貴族的な物腰は、この時代の科学者に対して僕がもつイメージの原型となっています。

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著者プロフィール

1900年石川県生まれ。物理学者。東京帝国大学理学部で寺田寅彦に師事し、卒業後は理化学研究所で寺田の助手となる。北海道帝国大学教授、北海道大学教授を務め、1962年没。雪の結晶の研究や、人工雪の開発に成果を上げ、随筆家としても知られる。主な著書に『冬の華』『楡の花』『立春の卵』『雪』『科学の方法』ほか。生地の石川県加賀市に「中谷宇吉郎 雪の科学館」がある。

「2014年 『寺田寅彦 わが師の追想』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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