日本児童文学名作集〈下〉 (岩波文庫)

  • 岩波書店 (1994年3月16日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (303ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003114322

日本児童文学名作集〈下〉 (岩波文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 児童文学とはいえ、格調高く深読みすればするほどはまっていく。当時の地域や時代なども伺えて民俗学的にもおもしろい。
    芥川龍之介『蜘蛛の糸』、菊池寛『三人兄弟』、小島政二郎『笛』、有島武郎『一房の葡萄』、江口渙『木の葉の小判』、秋田雨雀『三人の百姓』、室生犀星『寂しき魚』、島崎藤村『幸福』、佐藤春夫『蝗の大旅行』、宇野浩二『でたらめ経』、豊島与志雄『手品師』、浜田広介『ある島のきつね』、宮沢賢治『水仙月の四日』『オツベルと象』、千葉省三『鷹の巣とり』、内田百閒『影法師』、坪田譲治『魔法』、水上滝太郎『大人の眼と子供の眼』、壷井栄『がきのめし』、椋鳩十『月の輪グマ』、新美南吉『牛をつないだ椿の木』

  • 新書文庫

  • 「寂しき魚」、「大人の眼と子供の眼」、「牛をつないだ椿の木」が良かった。

  •  図書館から借りました

     短編集。
     芥川龍之介の「蜘蛛の糸」、宮沢賢治の「オツベルと象」が入っている。
     室生犀星、有島武郎、島崎藤村、等々そうそうたるメンバー。
     ある島のきつね、が可愛い。
     きつねはお寺のまんじゅうを盗み食いしていると、耳と目の不自由なおばあさんが来てしまう。
     夫の供養に経を上げて欲しいと言われて、狐はおばあさんが気の毒で、お坊さんも夜まで帰ってこないし、と、「こんこんこんっ」とお経みたいなものを唱えてやる。
     想像すると、可愛い。

  • 有名作品がたくさん掲載されていて、一部しか読んだことなかったのとかタイトルしか知らんかったのとかきちんと読むことができた。
    坪田譲治ってもっと暗いイメージやったんやけどかわいかった。
    室生犀星もっと読みたい。
    内田百閒は挿絵も含めてよかった。

  • 中身も面白かったけど、なにより解説がすばらしい。児童文学について考えるなら、必読の解説。さすがです。

  • 書かれた当時の社会と作品を同時にみることで、深い味わいがうまれることもあるんだと気付く一冊だった。一番最後の新美南吉の作品が胸に響いた。さきに下巻に手を出してしまったけれど、上巻も読みたい。

  • どの話も名作とされているだけあって、読み応えがある。短い話のなかにも様々な教訓や味わいなどがあって楽しみながら読むことが出来た。
    新美南吉「牛をつないだ椿の木」という話が一番好きだった。当時の時代背景、つまり戦争へ赴く描写が何とも言えず心に残る。

  • 大正〜昭和期の児童文学作品。

    幻想的・詩的なもの、子ども達の生活を活き活きと描いたものなど、読んでいて惹きつけられる。

    正直であれ、優しくあれ、という願いが込められた作品は、どの時代にも共通して見られる。
    上巻で取り上げられた作品群よりも、人の心の暗い面を描くものが多くなっている印象。

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