山月記・李陵 他九篇 (岩波文庫)

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  • 岩波書店
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レビュー : 118
  • Amazon.co.jp ・本 (421ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003114513

感想・レビュー・書評

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  • ☆西遊記を題材にした
    「悟浄出世」「悟浄嘆異 」を
    もっと読んで見たかったです。

    悟浄の人間くささが好きです。

  • 図書館で借りて読みはじめたけれど、冒頭の李陵の漢文調の美しさに、どうしても手元に欲しくなって購入することに。

    李陵、山月記、悟浄出世はもちろんのこと、山月記(そして中島敦)を理解するにあたり、斗南先生や狼疾記が収録されているのが良かった。文字禍も、可笑しな設定の中に、存在と意義という深いテーマが綺麗に織り込まれていて鳥肌が。

  • 教科書に載っていた「山月記」を、何度も読み返したことが、今も思い出される。以来、著者の作品、文章を折にふれて読み返してきた。

    その漢文調の文章にミーハー心で接していただけかもしれないが、しかし、登場人物の心理描写どれにも、身につまされる思いを感じたことは間違いない。

    収載されている作品では「悟浄歎異」をお薦めしたい。また、著者をよく知る友人氷上氏の解説も、著者の育った環境から近代日本の一風景をとても興味深く知ることができた。

  • 図書館がおくる、「クラブ・サークル向けおすすめ図書」

    クラブ・サークル名 弓道部

    請求記号:Iw-145-1 図書ID:B0001049

  • 高校生の教科書でお馴染みの山月記を始め、著者の代表作が並ぶ。特におすすめなのは、「悟浄歎異」。西遊記の沙悟浄の目線から、法師や悟空の人物像を客観的に観察している奇作。

  • 思いっきり泣くと、ストレス解消や健康にいいそうです。
    それも、玉ねぎで涙を出すなどではだめで、感動して心から涙するのがいいそうです。

    「山月記」はわずか十数ページの作品ですが、すごく泣けました。
    最初の2ページでもう泣けて、最後の3ページくらいはもう止まりません。

    あまりの素晴らしさに(そして作品も短いので)知人に全編朗読して聞かせてみました。
    読みながら何度も涙をこらえたことは言うまでもありません。

    読み終えた後の知人の感想は

    「泣き所、あった?」

    でした。

    感動のポイントは人それぞれです。

    なお、その知人は今はだんなさんになりました。

    • nejidonさん
      はじめまして。
      とても素敵なレビューに、思わずクリックしました。
      高校の教科書にも載っていた懐かしい作品です。
      確か私も音読しました。...
      はじめまして。
      とても素敵なレビューに、思わずクリックしました。
      高校の教科書にも載っていた懐かしい作品です。
      確か私も音読しました。文章が素晴らしいのでよく覚えています。
      でも誰かに読んだことはなかったな・(笑)
      そういう行為をするということが、既にスペシャルですものね!
      フォローさせていただきます。どうぞよろしく。
      2017/05/03
    • sanochihiさん
      nejidonさん^^
      コメントありがとうございます!
      普段は仕事関係の本ばかりレビューしていますが、
      珍しく文学系の作品をレビューし...
      nejidonさん^^
      コメントありがとうございます!
      普段は仕事関係の本ばかりレビューしていますが、
      珍しく文学系の作品をレビューしたら、こんな素敵なコメントをいただいて嬉しいです。
      こちらこそ、よろしくお願いいたします。
      2017/05/03
  • 再度この本を手にしたのは表題作ではなく、西遊記の沙悟浄が出家するまでを描いた作品「悟浄出生」「悟浄歎異」のため。中島敦はトラの話だけでなく、このような少し力を抜いた作品も合わせて読むと横浜育ちの本来の姿が見えるようである。

  • 本書は色々なところのおすすめ本リストでしょっちゅう見掛ける。
    そんな訳で面白くない訳が無いだろうということで、読んだ。

    中島敦は短命で、作品数もそんなに多くない。
    ここに収録されている11篇でもかなりの割合になる筈。
    因みに歴史ものや体験記など、作品のジャンルは中々節操が無い。

    『李陵』などの中国の歴史を扱ったものは、私が歴史を知らないので何とも言えないところもあるが、硬い文章ながら難解ではなかった。
    『山月記』なんかは歴史というよりはお伽話で、
    南国体験の『環礁』シリーズは、何よりしれっと発揮されている観察眼に関心する。

    一番面白かったのは『悟浄出世』と『悟浄歎異』の「わが西遊記」シリーズ。天才孫悟空と俗物猪八戒の間で悶々とするニヒリスト沙悟浄が主人公という設定がもう楽しい。
    是非このシリーズは書き上げていただきたかった。

  • 短編集。「悟浄歎異」が面白い。西遊記に外枠を借りた作品で、沙悟浄(河童)目線で悟空と三蔵法師を分析する。
    高校時代、現代文の模試でこの作品の抜粋が出題された。それは悟浄が三蔵法師について分析している部分だったが、当時はまったく意味が分からなかった。しかし、30歳を過ぎた頃、偶然青空文庫で拝見し衝撃を受けた。
    悟空と三蔵法師の決定的な違い。そしてそれを語る沙悟浄(=中島敦)の人物像も透けて見える傑作である。

  • この書籍は、表題の他に超有名な作品が収録されています。

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著者プロフィール

中島敦

一九〇九年(明治四二)、東京・四谷に生まれる。三〇年、東京大学国文学科入学。三三年に卒業し、横浜高等女学校に国語科教師として就職。職の傍ら執筆活動に取り組み、「中央公論」の公募に応じた『虎狩』(一九三四)で作家としての地位を確立。四一年七月、パラオ南洋庁国語編修書記として赴任。持病の喘息と闘いつつ『山月記』『文字禍』『光と風と夢』等の傑作を書き上げる。四二年(昭和十七)、職を辞して作家生活に入ろうとしたが、喘息が重篤となり、同年十二月に夭折。

「2019年 『南洋通信 増補新版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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