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Amazon.co.jp ・本 (448ページ) / ISBN・EAN: 9784003115213
感想・レビュー・書評
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のちのノーベル賞受賞者がドイツ留学中不完全燃焼気味だった、ということがわかる手記(「滞独日記」)が収められている
おもしろすぎるというか、のちに認められる仕事をすることが読者にはわかっているので、この日記は微笑ましい。
同じような思いを抱いて、日の目をみなかった人、今まさに頑張り続けている人、というのがたくさんいるはず。
そういった人にこそ読んでほしいけど、これ読んだらいいよっていうと失礼になる気がするのが難しいところです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ノーベル賞を取る人や天才と呼ばれる人たちに対して私たちが抱く「全部順風満帆なんだろう」という思い込みがいかに的外れか教えてくれる。
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ノーベル賞科学者って、一体、どんなことを考えるんだろう。
単純な思いつきで本を手にとった。
湯川秀樹、朝永振一郎。物理学が原子の世界に踏み込んだときにぶつかった壁。
それまでのニュートンやファラディ、マックスウエルといった人たちが打ちたてていた力学や電磁気学が、原子の内部には通用しないことを思い知らされた。それらに変わる原子世界の法則として量子力学がまとまった時、物理学の革命といわれた…
細かなことに入っていくと、分からないことだらけ。
でも、この本の冒頭に置かれた「鏡のなかの世界」という短文は刺激的であった。
どこかで聞いた議論ではあるのだが、鏡に映った世界の右左が逆になるのは子供でも知っているが、「鏡にうつった世界は何も右と左とが逆にならねばならぬ理由はないではないか。たとえば上と下とが逆になったように見えてなぜ悪いのか」と「疑い深い男」が問題を提起すると、中々にこれを説明することができない。
「当たり前のこと」と思っていることを疑うところから、科学は始まる。 -
図書館で借りた。
朝永振一郎の講演の記録や日記がまとめられている。
量子力学でなぜ日本人がノーベル賞を取れたのかが、何となく分かり嬉しかった。
日記からは気弱でサボりがちな人に見えて意外だった。 -
この岩波文庫は青ではなく、緑である。つまり、日本文学として売られているのである。朝永先生の世代は量子力学とともに育ってきた世代であるから、どういう風に量子力学が発展してきたかについてやたら詳しく、その辺りのことが何度も述べられるので正直飽きる。しかし噂に聞いていた「光子の裁判」は確かに素晴らしい。それに、冒頭の鏡の話も面白い。解説は編者。
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図書館で借りた。
ノーベル賞を受賞した朝永振一郎先生のエッセイ集といったところか。岩波文庫で緑(現代文学)に分類されており、「小説…なわけないよな」と興味を持って借りてみた。
日記的な部分は、正直そこまでインスパイアされなかったが、「素粒子は粒子であるか」の解説は刺激を受けた。そういう考え方かぁ~と。
まぁ、すき間に気軽に読む読み物として丁度よかった、という感じを受けました。 -
『光子の裁判』が読める本。あと、素粒子は粒子ではなく、場のようなものらしい。面白い。
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18.9.2
最終講義 福岡伸一 -
量子力学を学んでいたころのわくわく感を思い出した。
物理学好きな学生に一読を勧めたい。
学生の頃に読んでいたら、もしかして研究者への道を歩んだかもしれない。 -
ノーベル賞を受賞した故朝永振一郎先生の著作。量子力学黎明期の様子が描写されている。波動と粒子の両方の性質を持つものが素粒子。いや波動でもなく粒子でもなく新たなものと捕らえるべきであるとのこと。
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量子力学という言葉が出て、まったくわからなかったため、朝永振一郎からきいてみた。公式などはわからなかったが、量子力学という学問が比較的新しいとか、光子の証明とかは楽しく読んだ。
無限大、と言葉の比喩でもよく使うが、この本の中では証明しきれないときに使うような印象を受けた。安易に使わない方が良いなと思った。 -
理図書 420.8||To62 11966324
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貸し出し状況等、詳細情報の確認は下記URLへ
http://libsrv02.iamas.ac.jp/jhkweb_JPN/service/open_search_ex.asp?ISBN=9784003115213 -
私は物理や物性工学の専門家ではないため専門用語はさっぱりでした。しかし全体としては読みやすい文章で、朝永氏の物理学への取り組み方や熱意、当時の学生たちが量子力学という新しい潮流にいかにして挑んでいったか、ということを知ることができました。これほどの物理学者でも、人生に思い悩む時期があるのですね。
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滞独日記というのが良い。編集というか抜きだしがかかっているようだが、朝永先生の非常な行き場のない苦しさというのが伝わってくるようだった。
湯川が相空間上の波動関数に納得がいかず、独自に計算を行った際、その値が厳密解の近似になっていたというエピソードが載っている。第二量子化が確立されてから振り返ると、それはHartree-Fock近似になっているということがわかるのであるが、素朴なアイディアを大切にした湯川という人の思考の筋道が読み取れる気がする。他にもベータ崩壊に対する当時の研究者の戸惑いなどが文中のさりげない表現などに随所に読み取れて、これは貴重な本ではないかと思うようになった。 -
1-3 物理学
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20120706Amazonマーケットプレイス
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朝永先生・・・線細いなぁ。
朝永振一郎の作品
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