量子力学と私 (岩波文庫)

著者 : 朝永振一郎
  • 岩波書店 (1997年1月16日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (456ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003115213

量子力学と私 (岩波文庫)の感想・レビュー・書評

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  • ノーベル賞科学者って、一体、どんなことを考えるんだろう。
    単純な思いつきで本を手にとった。
    湯川秀樹、朝永振一郎。物理学が原子の世界に踏み込んだときにぶつかった壁。
    それまでのニュートンやファラディ、マックスウエルといった人たちが打ちたてていた力学や電磁気学が、原子の内部には通用しないことを思い知らされた。それらに変わる原子世界の法則として量子力学がまとまった時、物理学の革命といわれた…
    細かなことに入っていくと、分からないことだらけ。
    でも、この本の冒頭に置かれた「鏡のなかの世界」という短文は刺激的であった。
    どこかで聞いた議論ではあるのだが、鏡に映った世界の右左が逆になるのは子供でも知っているが、「鏡にうつった世界は何も右と左とが逆にならねばならぬ理由はないではないか。たとえば上と下とが逆になったように見えてなぜ悪いのか」と「疑い深い男」が問題を提起すると、中々にこれを説明することができない。
    「当たり前のこと」と思っていることを疑うところから、科学は始まる。

  • 図書館で借りた。

    朝永振一郎の講演の記録や日記がまとめられている。

    量子力学でなぜ日本人がノーベル賞を取れたのかが、何となく分かり嬉しかった。
    日記からは気弱でサボりがちな人に見えて意外だった。

  • この岩波文庫は青ではなく、緑である。つまり、日本文学として売られているのである。朝永先生の世代は量子力学とともに育ってきた世代であるから、どういう風に量子力学が発展してきたかについてやたら詳しく、その辺りのことが何度も述べられるので正直飽きる。しかし噂に聞いていた「光子の裁判」は確かに素晴らしい。それに、冒頭の鏡の話も面白い。解説は編者。

  • 理図書 420.8||To62 11966324

  • 貸し出し状況等、詳細情報の確認は下記URLへ
    http://libsrv02.iamas.ac.jp/jhkweb_JPN/service/open_search_ex.asp?ISBN=9784003115213

  • 私は物理や物性工学の専門家ではないため専門用語はさっぱりでした。しかし全体としては読みやすい文章で、朝永氏の物理学への取り組み方や熱意、当時の学生たちが量子力学という新しい潮流にいかにして挑んでいったか、ということを知ることができました。これほどの物理学者でも、人生に思い悩む時期があるのですね。

  • NS3 量子力学

  • 滞独日記というのが良い。編集というか抜きだしがかかっているようだが、朝永先生の非常な行き場のない苦しさというのが伝わってくるようだった。
    湯川が相空間上の波動関数に納得がいかず、独自に計算を行った際、その値が厳密解の近似になっていたというエピソードが載っている。第二量子化が確立されてから振り返ると、それはHartree-Fock近似になっているということがわかるのであるが、素朴なアイディアを大切にした湯川という人の思考の筋道が読み取れる気がする。他にもベータ崩壊に対する当時の研究者の戸惑いなどが文中のさりげない表現などに随所に読み取れて、これは貴重な本ではないかと思うようになった。

  • 1-3 物理学

  • 20120706Amazonマーケットプレイス

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