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Amazon.co.jp ・本 (310ページ) / ISBN・EAN: 9784003116111
みんなの感想まとめ
心温まるエッセイ集で、著者の鴎外の妹が兄への深い敬慕と一族の生活を描写しています。瑞々しく品格のある文章は、当時の情景を鮮明に浮かび上がらせ、読者を引き込む魅力があります。エリスの来日や兄の好物、散歩...
感想・レビュー・書評
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素直で、品格のある、しかも瑞々しい文章。描かれている情景が鮮明に浮かぶ。
もとは「日本古書通信」連載。身近にいた人々についてのエッセイ集。タイトルが示すような鷗外の思い出だけではない。
「兄の帰郷」の後半。鷗外を追って来日したエリスのことが記してある。エリスには、ドイツ語のできる夫(小金井良精)と次兄(森篤次郎)が応対した。彼らのもった印象を受けて、「好人物」という表現が2回、「人のよい」という表現が1回出てくる。喜美子も会うだけ会ってみればよかったのに。
喜美子が良精と結ばれたのは、鷗外の親友・賀古鶴所のおかげだった。「賀古氏の手紙」によれば、とても頼りがいのある人間だったらしい。鷗外と賀古の友人、緒方収二郎のことも出てくる。月がきれいな夜には、憑かれたように一晩中歩き回るのだとか。この習癖、Mondsuchtという粋な名前で呼んでいる。
巻末は、森まゆみの丁寧な解説。喜美子は「孫20人にめぐまれ、孫をかわいがり、一族で食事を楽しむ穏やかな老後をすごした」という。そうか、穏やかな老後だったのか。孫20人には星新一も含まれている。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
■一橋大学所在情報(HERMES-catalogへのリンク)
【書籍】
https://opac.lib.hit-u.ac.jp/opac/opac_link/bibid/0000161922
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?外の妹による、兄への敬慕と、一族の生活史を書きとどめたいという意思が感じられるエッセー。
端正かつゆったりとした流れのある文章が心地よい。たった100年前には日本がどのようだったのか、というのがよくわかる。 -
森鴎外の妹が、鴎外について綴っていったエッセイ。上品で抑制の効いた文体は、声に出して読みたくなるような美しさです。同じ話が何度も繰り返して出てくるのが玉に瑕ですが(笑)、鴎外の好物から散歩の話、エリスの来日に至るまで内容は幅広く、全体に微笑ましい雰囲気に溢れています。
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妹小金井喜美子の回想録。
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