日本近代文学評論選 (昭和篇) (岩波文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003117125

感想・レビュー・書評

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  • 明治以降の近代日本文学史における主要な評論を集めた本で、明治・大正編と、昭和篇があって、本書は昭和篇。

    芥川竜之介「文芸的な、余りに文芸的な」、小林秀雄「様々なる意匠」、坂口安吾「堕落論」、など有名どころがはいっている。

    読み流したせいであまり頭に入らなかったが、下世話ながら、杉山平助という人の辛口人物エッセイ「文芸評論家群像」は面白かった。

  • セレクションがいい!

    そして、川端の「横光利一弔辞」に感涙。

  • 現在の目から見れば、何故そんな事に大上段に振りかぶって議論をしたのかと想うことがあったのだが、このような感想を抱く私自身がテーマの重要性に全く無知なだけであるかも知れない。中村光夫氏の『「近代」への疑惑』が一番理解しやすかった。

  • 10/9

  • 「文芸的な、あまりに文芸的な」「横光利一弔辞」など収録しています。文学の組み立てを考えるときに大変ためになる一冊。芥川‐谷崎間の論争など当時の文学者の間でのやりとりが生々しくて好きです。

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著者プロフィール

1947年、宮城県に生まれ、横浜で育つ。早稲田大学大学院文学研究科日本文学専攻博士後期課程退学。山梨英和短期大学専任講師を経て、早稲田大学教育学部専任講師、助教授、教授(のち組織変更により教育・総合科学学術院教授)を歴任。現在、早稲田大学名誉教授。専門は日本近代文学、主に谷崎潤一郎を研究。著書に『物語の法則』『物語のモラル』『文学のなかの科学』『谷崎潤一郎 性慾と文学』などがあり、編著書には『地震雑感/津浪と人間 寺田寅彦随筆選集』『怪異考/化物の進化 寺田寅彦随筆選集』『寺田寅彦セレクションⅠ・Ⅱ』(いずれも細川光洋氏との共編)などがある。

「2020年 『寺田寅彦『物理学序説』を読む』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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